フィンランド文化を届ける北広島市とムーミンが手を結ぶ

北広島市とムーミン、人生を豊かにする取り組みが始動!

北海道・北広島市は、フィンランドの人気キャラクター「ムーミン」との包括連携協定を8月6日に締結しました。これにより、北広島市は「世界で一番Well-beingなまち」を目指す新たな一歩を踏み出します。

幸せを目指した道のり

北広島市は、1968年にフィンランド・ヘルシンキにあるタピオラ地区をモデルにした都市開発を行い、多くのフィンランド風の街並みが広がっています。現在、同市は自然と創造の調和を大切にし、幸せな地域社会の実現に取り組んでいます。フィンランドは国際的な幸福度報告において、2018年から7年連続で第一位に輝く「世界一幸せな国」と評価されています一方、日本は2024年に並み居る国々を抑えて51位にランクインしました。

ムーミンが持つWell-beingの価値

株式会社ライツ・アンド・ブランズは、ムーミンのライセンス管理を行い、日本国内でのフィンランド文化の発信に努めています。「ムーミン」を通じて、フィンランドが大切にする自然との共生、心を育む文化、教育などのWell-beingなライフスタイルを日本に広めることに重きを置いています。

この連携協定では、両者の価値観を共有し、共通の目標であるWell-beingプログラムを推進することが確認されました。北広島市との対話を通じて、フィンランドのライフスタイルを基にした活動が展開されることになりました。

具体的なプロジェクトの展開

協定締結後、ライツ・アンド・ブランズは北広島市との間で中長期的な取り組みを進める方針です。以下のようなテーマで、地域資源を最大限に活用していくことが予定されています。

1. 心を育む教育：フィンランドの教育理念を取り入れたプログラムを通じて、地域の子どもたちの心を育む活動を開始。
2. 親子支援の仕組み：地域全体で子どもの成長を支援する新しいプログラムを構築。
3. 地域活性化の推進：ムーミンをテーマにしたイベントや活動を展開し、地域の活性化を図ります。

具体的な取り組み例としては、今冬からのスケートあそびやクロスカントリー、そして2024年には「レクリエーションの森」を活用したサマーキャンプの開校も予定されています。また、フィンランド版「ネウボラ」を参考にした子育てサポートプログラムも実施される予定です。これらの取り組みを通じて、北広島市とライツ・アンド・ブランズは地域と共に歩む街づくりを進めます。

ムーミンの魅力を地域に

「ムーミン」は、フィンランドの名作家トーベ・ヤンソンによって生み出され、55か国以上で翻訳・出版されています。その物語の中では、ムーミントロールや彼の仲間たちがさまざまな冒険を繰り広げ、人々に幸福感を届けています。2025年には、最初の小説から80年を迎えることから、その人気はますます高まっています。

このように、北広島市とムーミンとの提携は、地域の幸せを実現するための土台を築く大きな一歩となるでしょう。地域の人々と共に、フィンランド文化を体現し、未来の幸福な社会に向けての取り組みを進めていくことが期待されます。