テリー・ライリーとクロノス・クァルテット、日本初共演の音楽祭
2025年6月、音楽界の先駆者テリー・ライリーの90歳を祝う特別なコンサートが、神奈川県立音楽堂と東京藝術大学奏楽堂で行われます。この音楽祭は、クリエイティブなコラボレーションとして知られるクロノス・クァルテットと共に実現され、テリー・ライリーMatsuri2025実行委員会によって特別に企画されています。
ミニマル・ミュージックの伝説
テリー・ライリーは、米国カリフォルニア出身の作曲家で、ミニマル・ミュージックの創始者として広く知られています。彼の音楽は幅広いジャンルに影響を及ぼし、現代音楽シーンにおいて重要な存在であり続けています。特に1964年に発表された『In C』や、1969年の『A Rainbow In Curved Air』は、彼の代表作として知られています。ライリーはこれまでに100枚以上のアルバムをリリースし、世界中で愛されています。
クロノス・クァルテットの迫力
一方、クロノス・クァルテットはサンフランシスコを拠点とした著名な弦楽四重奏団です。3回のグラミー賞受賞歴を持ち、現代の弦楽四重奏の形を革新する存在として知られています。他のアーティストとのコラボレーションも多く、ロックバンドのジミ・ヘンドリックスの曲の演奏など、ジャンルの境界を超えた活動を行っています。
特別イベントの概要
このコンサートでは、6月25日に神奈川県立音楽堂で『サン・リングズ』の日本初演が予定されており、クロノス・クァルテットが登場します。また、6月28日には東京藝術大学奏楽堂で、テリー・ライリーとクロノスの夢の共演が実現します。
さらに、寄附金控除型クラウドファンディングを通じて、広く支援を募ることも行っています。これにより、遠方に住む方々にもライブストリーミングでコンサートを楽しむ機会が提供されます。支援者には、先行チケット販売やリハーサル見学などの特典が用意されています。
クラウドファンディングの詳細
支援募集は2025年1月14日から3月31日まで行われ、目標金額は390万円から600万円です。資金は、コンサート制作費、クロノス・クァルテットの渡航費の補助、その他運営費に充てられます。支援者は様々なギフトを受けることができ、クラウドファンディング特設ページからも詳細情報が確認できます。
アーティストたちからの応援
音楽家たちからも、多くの応援が寄せられています。久石譲や坂本龍一といった日本を代表するアーティストも、テリー・ライリーの音楽に感銘を受けたと公言しており、今回のコンサートに大きな期待を寄せています。彼らのメッセージは、クラウドファンディング特設ページで確認することができます。
この音楽祭は、テリー・ライリーの創造力とクロノス・クァルテットの革新性が融合する貴重な機会です。日本のファンたちにとっても待望のイベントとなることでしょう。音楽の力で、心がつながる瞬間をぜひ共に体験しましょう。