赤外線センサ革新
2024-04-23 17:25:39
超小型赤外線センサモジュールの革新を担うMeridian Innovationとアプロリンク
超小型赤外線センサモジュールの革新
日本のテクノロジー業界に新たな風を吹き込む、Meridian Innovationと株式会社アプロリンクは、超小型の赤外線センサモジュールを発表しました。そのサイズはわずか9x9mmというコンパクトさでありながら、このセンサは45°、90°、105°という3種類の視野角レンズを用意しています。また、評価用としては、USBインターフェースを持つ30x53mmの基板タイプもラインナップされており、スマートフォンへの直接取り付けも可能です。
特徴と利点
この赤外線センサモジュールは、特許技術に基づいたハイブリッド構造を採用しており、最大400℃という広い温度レンジを持ちながら、最大25fpsのフレームレートを実現しています。従来のシャッターレス設計により、様々な用途に容易に適応することができます。また、Linux、macOS、Windows (WSL) に対応したPythonライブラリの提供があるため、開発者にとっても扱いやすい仕様となっています。
型式と性能
新しいセンサの型式は MI0802M5S、MI0802M6S、MI0802M7G の3種類で、いずれも解像度は80 x 62 pixelsです。それぞれ異なる視野角を持ち、サイズや波長域も共通しています(8 - 14 μm),温度分解能は125mK、消費電力は40mW以下に抑えられています。動作保証温度範囲は-40 ~ 85℃で、安定した動作が期待できます。
使用例
このモジュールは、特に見守りシステムやセキュリティ用途における効果的な利用が期待されています。例えば、照明、公共トイレ、病院などの見守り、防犯対策としての侵入検知、人数カウント機能、さらにはドローンへの搭載といった使途が考えられています。また、冷蔵庫やエアコンの温度管理、人や動物の体表面温度測定、配電盤や製造ラインの異常温度監視など、広範な応用可能性を秘めています。
結論
株式会社アプロリンクとMeridian Innovationの新しい超小型赤外線センサモジュールは、その革新的な設計と高い性能により、今後多くの分野での応用が期待されます。この新しい技術がもたらす可能性は、私たちの生活や環境をどのように変えていくのか、注目が集まります。
*本記事に記載された情報は、発表日現在のものであり、予告なしに変更される可能性があります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アプロリンク
- 住所
- 千葉県船橋市印内町568-1-2
- 電話番号
-
047-495-0206