三菱電機、G7ネイチャーポジティブ経済アライアンスへの加盟を発表

三菱電機、G7ネイチャーポジティブ経済アライアンスに加盟

三菱電機株式会社は、持続可能な経済成長と地球環境保存を目的として、G7ネイチャーポジティブ経済アライアンス（G7ANPE）に加盟しました。このアライアンスは、2023年4月に札幌で開催されたG7サミットにて設立されたもので、さまざまな企業や非営利組織が加盟しています。加盟の条件としては、生物多様性を考慮した活動を行っていることや、その意志が必要です。三菱電機は、この理念に則って、グローバルな情報共有と協力体制の構築を目指しています。

持続可能な社会を目指す取り組み

三菱電機は、サステナビリティの実現を経営の中心に据え、社会課題の解決と事業成長の両立を図っています。「トレード・オン」という概念を掲げ、既存のビジネスや組織の枠を超えた取り組みを推進中です。これにより、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に取り組むだけでなく、ネイチャーポジティブ実現のフロントランナーを目指しています。

特に注目すべきは、自然関連財務情報開示タスクフォース（TNFD）の提言に賛同し、2024年9月に「TNFD Adopter」に登録予定であることです。これにより、自然資本と生物多様性に関連するリスクや機会の評価を実施し、グローバルな情報開示基準に基づいた情報を提供します。

環境計画2025に基づく取り組み

三菱電機グループは、環境保全に対する取り組みの一環として、「環境計画2025」を策定しました。この計画の中で、会社が保有する機能緑地の保全や、「自然共生サイト」の認定を目指しています。また、「30by30」の国際的な目標、すなわち2030年までに陸と海の30％以上を健全な生態系として保全するための取り組みも進めています。

G7ANPEへの加盟により、三菱電機は、オープンな情報共有や多様な企業・団体との交流を一層促進し、ネイチャーポジティブの実現に向けた取り組みを加速していく方針です。このアライアンスを通じて、持続可能な経済の実現に向けた新たな道を切り開くことが期待されます。

三菱電機グループの魅力

三菱電機グループは、1921年に設立され、100年以上の歴史を有しています。我々は、社会システムやエネルギーシステム、防衛・宇宙システムなど、多岐にわたる事業を展開し、現在では世界中に200以上のグループ会社と約15万人の従業員を抱えています。2024年度の連結売上高は5兆5,217億円を見込んでおり、技術革新と創造力を推進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速している点が特徴的です。

詳しくは、公式サイトをご覧ください。