フィンランドと日本のスタートアップが共創する未来へ繋がるMoU締結

国際スタートアップ共創の新たな幕開け

2025年12月23日、東京にて、フィンランド・オウル市の雇用・産業振興機関BusinessOuluと、株式会社髙木ビルが歴史的な協力覚書（MoU）を締結しました。このMoUは、日本とフィンランドのスタートアップが国際市場に挑むための新たな機会を創出することを目指しています。目を引くのは、この取り組みが両国間で初めてのものであるという点です。

Polar Bear Pitching TOKYOに合わせた協力覚書の締結

このMoUは、2025年のPolar Bear Pitching TOKYOに合わせて強固なパートナーシップを築く機会となりました。Polar Bear Pitchingは、フィンランド・オウル市発のスタートアップイベントであり、アイデアを競い合う聴衆の前でプレゼンテーションを行うユニークな方式が特徴です。今回の締結は、国境を越えた官民連携の新たな形を象徴するものです。

目指すは“家族”のような国際的なスタートアップコミュニティ

MoU締結の背景には、お互いが持つ信頼関係と共通のビジョンがあります。双方は、国境を越えて互いを尊重し支え合う「世界規模の家族」のようなコミュニティを育むことを目指しています。この連携により、新たな市場アクセスやスタートアップ向けの支援サービスが生まれ、両国の企業にとって大きな成長の舞台が提供されるのです。

知見や経験の共有を通じたスタートアップ支援

MoUの主な内容は、以下の通りです：

- スタートアップ支援に関する知見や専門性の交換
- 相互に提供される支援サービス
- 新市場へのアクセス支援
- Polar Bear Pitching大会の開催
- 研修・教育プログラムの協力機会

これらの取り組みを通じて、両者はスタートアップ支援のエコシステムを形成し、スムーズな国際展開を支援します。

Trustの構築と信頼の絆

両者の関係は2025年1月に東京・麻布十番で開催されたイベントをきっかけに始まりました。この際に共通の関心が確認され、協力の可能性が広がりました。その後、フィンランド公式のパートナーとしての関係を深めるなかで、新たな価値創造に向けた対話が導かれました。こうした継続的な対話は、今回のMoU締結を実現する土台となったのです。

コミュニティを通じた価値創造

髙木ビルが展開するコワーキングスペース「BIRTH LAB」の理念には、様々なコミュニティをつなぎ、共創の場を生むことがあります。今回のMoUは、そのさらなる強化を目指する重要なステップと位置付けられています。「BIRTH」は、日本とフィンランドの企業が新たな挑戦に直面し、心地よく活動できる場を創り出すことを目指しています。

結論

最終的には、フィンランドと日本のスタートアップが互いに共鳴し、グローバルな市場で成長する姿勢を持ち続けることが重要です。今後、両者のプラットフォームを活用し、国際的な挑戦に取り組む環境を整えることで、多様な分野のシナジーを生み出し、新しい価値を創出することが期待されます。これからの時代、国境を超えたスタートアップシーンにおいて、フィンランドと日本が協力し合うことで、より豊かな未来が築かれることでしょう。