ライブコマースが変える日本の買い物体験！ABITOKYOがTikTok Shopに進出

ライブコマースで新たなショッピング体験を提供するABITOKYOの挑戦

2025年6月、日本のファッション市場に新しい風が吹き込まれる。株式会社Sホールディングスが運営するABITOKYOが、TikTok Shopのプラットフォームに登録し、ライブコマースを通じて買い物体験を革新することが発表された。今後、この新しいプラットフォームを活用することで、多くのユーザーがよりインタラクティブな形で商品を体験できるようになる。

ライブコマースとは？

近年、特に中国で爆発的に普及したライブコマースは、一方通行ではないオンラインショッピングの新たな形だ。視聴者はリアルタイムで配信者とつながり、商品に関する疑問をその場で解消できるため、購入への不安感が大幅に軽減される。これにより、視聴者はただ商品を視聴するのではなく、積極的にコミュニケーションに参加し、自分にぴったりの商品を見つけることができるのだ。

Sホールディングスの取り組み

Sホールディングスは、これまでもZOZOTOWNを通じて年間35億円を売り上げてきた実績がある。しかし、さらなる成長を目指して、CEOの燕咏靖自らがTikTokでライブコマースに挑戦。フォロワーが0人からスタートした燕チャンネルは、たった1年で最多同時接続が7,000人、配信によって総視聴者数が10万人を超える大きな成功を収めた。現在、このライブコマースの売上は月商2億円を超え、実績は絶大なものとなっている。

お客様の声を大切に

ライブコマースの強みは、商品に関する詳細な情報をリアルタイムで視聴者に提供できることだ。例えば、「XLサイズはありますか？」や「気になる素材感を教えて！」といった質問に瞬時に応えることで、返品率が大幅に低下。お客様のフィードバックは直接商品開発に影響を与えており、リアルなニーズを反映した商品展開が実現されている。

感情を届けるライブ配信

燕は、ただ商品を売るのではなく、心に響く体験を提供することを大切にしている。視聴者からは「様々なファッションに挑戦したいと思えた」「心の支えになった」といった声が多数寄せられ、配信後も感動を提供し続けている。視聴すること自体が楽しみとなる体験を提供することが、ABITOKYOのライブ配信の大きな特徴である。

地域や個人の可能性を広げる

また、Sホールディングスはライブコマース販売員の育成事業にも力を入れている。この新しい販売手法は、大手ブランドだけでなく、地域に根ざした個人や中小企業にもチャンスをもたらす。動画を通じてオンラインでの販売が可能となり、地方に住む人々や外出しづらい方々にもファッションの楽しさを届けることができるのだ。

TikTok Shopの役割

TikTok Shopは、動画コミュニケーションの力を活かし、商品紹介から購入までをシームレスに提供する新しいEC機能。全世界で急速に導入が進んでおり、日本国内でも2025年6月30日から正式に開始される。特に、Z世代やミレニアル世代が多く活用するTikTokは、日本スコープで見ると月間アクティブユーザー数は3,300万人を超え、その62％が18〜34歳というデータもある。これにより、大きな消費市場が形成される。

今後の展望

ABITOKYOは今後も「ライブコマースで日本を元気に」というスローガンのもと、心を動かす買い物体験を拡大していく。商品の魅力をリアルに伝えることで、新たな顧客にアプローチし、「良いものなのに売れない」という課題解決に取り組む。

今回の取り組みを通じて、ABITOKYOは単なるショッピングを超えた、革新的なファッション体験を提供し、国内外の多様なニーズに応える積極的な姿勢を示していく。

会社概要

社名：株式会社Sホールディングス
所在地：東京都品川区上大崎3-5-11MEGUROVILLAGARDEN4階
代表者：代表取締役CEO 燕咏靖
設立：2012年5月14日
資本金：5,000万円
事業内容：ライブコマース事業、ライブコマーサー育成事業、ブランド事業、アパレル事業、AI事業・ITシステム事業
公式HP：こちらから