ウィスパーボイスのナース型アンドロイドがVOCALOID6に登場！

ウィスパーボイス型アンドロイドが歌声合成の新たな時代を切り開く

ヤマハ株式会社が2023年7月16日より、ボカロファン待望の新製品『VOCALOID6 Voicebank AI ナースロボ＿タイプT』の販売を開始します。このボイスバンクは、人気のナース型アンドロイドキャラクター「ナースロボ＿タイプT」の声を使用しており、優しいウィスパーボイスが特徴です。

製品概要

『AI ナースロボ＿タイプT』は、VOCALOID6専用のボイスバンクで、定価は11,000円（税抜：10,000円）。同日に発売されるスターターパックには「VOCALOID6」とこのボイスバンクが含まれており、24,200円（税抜：22,000円）で販売されます。このスターターパックには、従来のボイスバンクは同梱されないため、新たな体験が提供されます。

VOCALOIDとは

VOCALOIDは、2003年にヤマハが開発した歌声合成技術であり、ユーザーが入力した歌詞やメロディから楽曲のボーカルパートを生成します。多様なボイスバンクを利用することで、さまざまな声での楽曲制作が可能です。

AI技術の導入

2022年にリリースされた「VOCALOID6」は、AI技術を採用したことで、よりナチュラルで表現豊かな歌声を生み出す能力が向上しました。新しいボイスバンク『AI ナースロボ＿タイプT』もこの技術を用いており、多くのクリエイターに新しい音楽表現の可能性を提供します。

キャラクター「ナースロボ＿タイプT」の魅力

ナースロボ＿タイプTは、イラストレーター松尾粥（捨て犬A）氏が手掛けたナース型アンドロイドで、ファンに愛されるキャラクターとして知られています。彼女の特徴的なウィスパーボイスは、これまでに数多くの作品で使用されており、多くの支持を集めています。今回のボイスバンクでは、このウィスパーボイスを再現するだけでなく、息成分のコントロールによって、より「ささやくような歌声」を表現できるようになります。

新機能の紹介

『AI ナースロボ＿タイプT』は、VOCALOID6に搭載された「VOCALO CHANGER」機能に対応しており、クリエイター自身の歌唱データを基に歌い方や歌詞を再現できます。さらに、日本語だけでなく英語や中国語にも対応しているため、国際的な音楽制作も可能です。また、音楽制作ソフトとの高い互換性を持つプラグイン「VX-β」もサポートしており、シームレスな音声合成が期待されます。

デモソングをチェック

新ボイスバンクを使用したデモソング『さよならアポトーシス』が公開されており、リスナーはその歌声を実際に体験することができます。サツキによる作詞作曲のこの楽曲は、ナースロボの魅力を存分に引き出しています。

松尾粥（捨て犬A）とは

松尾粥氏は、SNSを中心に活動するフリーのイラストレーターで、オリジナル音声合成キャラクター「倉成町私立病院」の企画・制作・運営を行っています。彼の作品は、不気味さと温かさが融合した独特な雰囲気を持ち、イラストだけでなくLive2Dの立ち絵制作でもそのスキルを発揮しています。

今回の『VOCALOID6 Voicebank AI ナースロボ＿タイプT』発売によって、ますます多彩な音楽制作が可能になり、クリエイターとリスナーにとって新しい体験が待っています。この機会に、ぜひボカロの魅力に触れてみてください。

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※このリリースの情報は、発表日現在のものです。変更がある場合がありますので、予めご了承ください。