耳を塞がない！NTTソノリティの新しい音響体験「耳スピ」

NTTソノリティによる新たな音響体験

2023年6月6日、東京都渋谷区のLIFORK原宿で開催された「音響XR体験シアター supported by NTT」において、NTTソノリティ株式会社の新たな音響デバイス「nwm WIRED」が登場しました。このイベントは、米国アカデミー賞公認の「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025」のピックアップコンテンツの一つで、耳をふさがない有線耳スピーカー「耳スピ」として親しまれている「nwm WIRED」が利用されました。

音響XR体験の革新

「音響XR体験シアター」において、参加者は新しい映画音声体験を味わうことができました。聴覚と視覚の両方を刺激する展開の中で、響き渡る環境音や情景に応じた効果音は、まるで映画の中にいるかのような感覚を実現。SSFF & ASIA初の試みとして、音声を「セリフ」と「効果音」に分けることで、観客に向けた新たな音響体験を提供しました。

上映されたのは、NTTとSSFF & ASIAが共同製作した短編映画『NEO PORTRAITS』と、令和3年度の日本博事業で製作された『おかあの羽衣』の2作品。観客は、リアルとバーチャルが調和し、臨場感あふれる音響体験を堪能することができました。

nwm WIREDの特徴

「nwm WIRED」は、NTTが提唱する新しい音響体験の一部。耳をふさがないオープンイヤー型のデバイスで、周囲の音を聞きながらも、個別の音声をしっかりと感じ取ることが特徴です。このデバイスは、NTTのPSZ（パーソナライズドサウンドゾーン）技術を搭載しており、音の漏れを抑えつつ、周囲の音も取り入れることができます。

この「耳スピ」は、スピーカーのような開放感を持ちつつ、音質は決して妥協しない一品。特にオンライン会議や動画視聴、ゲームプレイに最適な有線接続で、遅延や電池切れに悩むことなく使用できる点も大きな魅力と言えるでしょう。

音響XRの未来

音響XRは、NTTが掲げる未来の音響体験として、リアルとバーチャルの境界を超える新しい可能性を秘めています。舞台やコンサート、スポーツ観戦においても、観客はこれまで経験したことのない音響環境を味わうことができるでしょう。例えば、舞台でのささやきを耳元で感じることができるなど、リアルな体験が実現します。

まとめ

NTTソノリティの「耳スピ」は、音の新しい楽しみ方を提案するデバイスとして、今後もアートやカルチャー、スポーツなどとのさらなるコラボレーションを展開していとのことです。音響の力で人と人のコミュニケーションを進化させる進化を続け、音のテクノロジーに新たな「波」を起こすことが期待されています。新しい音響体験を、あなたもぜひ体感してみてはいかがでしょうか？