第9回大藪春彦新人賞と映像化奨励賞の受賞作品発表
2025年10月29日、東京の株式会社徳間書店にて、大藪春彦新人賞の第9回選考会が開催されました。伝説の作家・大藪春彦氏の業績を称えるこの賞は、今年も多くの応募作品の中から選ばれた受賞作が決定しました。
受賞作品と受賞者の紹介
選考委員会は、計352編の応募作品の中から、次の二作品を受賞作として選びました。
津村正俊氏
- - 作品名: 怖い部屋、怖い男
- - プロファイル: 昭和38年9月14日生まれの62歳。出身地は大阪府です。迫力ある描写と引き込まれるストーリー展開が評価されました。
寺田勢司氏
- - 作品名: 穴を穿つ
- - プロファイル: 昭和59年10月28日生まれの41歳。出身地は石川県。独特の視点から描かれる人間ドラマが印象的です。
贈賞式は2026年3月に予定されており、受賞者には徳間書店から賞状とともに100万円の副賞が授与される予定です。
新設された映像化奨励賞
昨年創設された「大藪春彦新人賞 映像化奨励賞」に関しても発表がありました。この賞は「映像化にふさわしい作品」を選定するもので、特別選考委員と徳間書店映像化推進委員会の合議によって選考されます。今回の特別選考委員には映画監督の白石和彌氏が任命されました。
映像化奨励賞の受賞作品
映像化奨励賞には春名洋服氏の『潜水艦カブト』が選ばれました。
- - プロファイル: 昭和52年4月6日生まれの48歳。出身地は兵庫県。彼の作品は情熱的なストーリーと緻密な設定が高い評価を受けました。
まとめ
大藪春彦賞選考委員会からは、文学の新たな才能が次々と現れることが期待されています。選考された作品は、今後の文学シーンに新しい風をもたらすことでしょう。受賞者の皆さんに心からの祝福を送りたいと思います。贈賞式でのさらなる輝きを楽しみにしています。
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