デジタルツイン建設
2024-05-09 11:00:03

リアルタイムデジタルツインで未来の建設現場を実現する

リアルタイムデジタルツインで建設現場を革新



株式会社ユニキャストは、株式会社アプトポッド及び日立建機と共同で、「リアルタイムデジタルツイン基盤」という革新的な技術を開発しました。この基盤は、建設現場のデータをリアルタイムで収集し、仮想空間上に再現することが可能であり、施工の進捗管理や自律型建設機械の操作を遠隔地から行うことを目指しています。労働力不足が深刻な問題となっている建設業界において、この技術は重要な解決策として期待されています。

デジタルツイン基盤の特徴


この新たに開発された基盤は、施工現場の地形を3Dデータ化し、刻々と変化するデータをリアルタイムで処理します。ユニキャストは、LiDAR技術を用いて地形データを取得し、この情報をもとに仮想空間内に施工現場を再現します。その結果、現場の全体像を把握することができ、資源の配置や作業員の動線に関する最適な判断が可能になります。

労働力不足に対する取り組み


近年の少子高齢化により、建設現場での労働力が不足しつつあります。この状況を解決するため、建設機械の自動運転技術が求められており、ユニキャストはこのニーズに応えるべく尽力しています。自律型建設機械の導入は、作業の効率化を図るだけでなく、労働者の安全性も高める効果が期待されます。

共同開発における役割分担


本プロジェクトでは、ユニキャストがソフトウェア開発を担当し、日立建機が自律型建設機械を提供します。アプトポッドはクラウドシステムの開発において重要な役割を果たしています。これにより、高速で大容量のデータをリアルタイムに処理し、施工現場の状況を把握する体制が整っています。

未来を見据えた実証実験


今後、ユニキャストと日立建機、アプトポッドが連携し、実用化に向けた実証実験を進めていく予定です。自律型建設機械の性能向上や現場の安全性、効率性を高めることで、人と機械が共存する未来の施工現場を目指します。

業界への影響


この新しい基盤が実現することで、採用される技術は単なる効率化に留まらず、建設業界全体の構造改革に繋がると期待されています。特に、遠隔地からの施工状況の把握や制御が可能になることで、建設業務の柔軟性が増し、より効率的な作業環境が整うでしょう。

展示会での発表


この技術は、2024年5月22日から24日に千葉県の幕張メッセで開催される第6回建設・測量生産向上展「CSPI-EXPO」にて日立建機のブースで展示される予定です。業界関係者はこの機会にぜひその目で確認し、未来の建設現場の姿を体感してみてはいかがでしょうか。

ユニキャストは、今後とも「人とロボットが共創する未来をつくる」というミッションのもと、建設業界に新たな価値を創出するための取り組みを続けていくことを約束しています。

会社情報

会社名
株式会社ユニキャスト
住所
茨城県日立市大みか町3-1-12
電話番号
0294-87-6491

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。