三浦工業の舶用IoTアプリ「i-MITEC」が日本海事協会のInnovation Endorsement認証を取得

海上での安全と効率を向上させる、三浦工業の革新的IoTアプリ「i-MITEC」

産業用ボイラメーカーとして知られる三浦工業株式会社は、2023年9月に販売を開始した舶用IoTアプリケーション「i-MITEC」が、一般財団法人日本海事協会（ClassNK）のInnovation Endorsement認証を取得したと発表しました。

Innovation Endorsementは、日本海事協会が、新しい価値を生み出す革新的な取り組みを評価する認証制度です。この認証を取得した「i-MITEC」は、機器やソフトウェアの革新性が高く評価され、「製品・ソリューション」カテゴリーにて認証されました。

「i-MITEC」とは？

「i-MITEC」は、船舶に搭載される補助ボイラ、バラスト水処理装置など、さまざまな機器に通信機能を搭載し、クラウド環境を通じて運転データを収集・蓄積することで、様々なサービスを提供する革新的なシステムです。

「i-MITEC」が提供する3つの主な機能

「i-MITEC」は、以下の3つの主要な機能を通じて、船舶の安全と効率を向上させます。

1. 状態監視機能: 機器の状態を船舶の乗組員、管理監督者、そして三浦工業のエンジニアがリアルタイムに確認できます。これにより、機器の健全性を維持し、故障を未然に防ぐことが可能となります。
2. 迅速なトラブル対応サポート: 機器と船舶の状態を一定期間記録し、トラブル発生時にはアラーム履歴画面から原因特定を容易に行うことができます。また、トラブルシューティングマニュアルも充実しており、迅速な対応を支援します。
3. 計画的なメンテナンスの実行: メンテナンスカレンダーに従い、三浦工業が推奨するメンテナンス計画に沿った適切なメンテナンスを実行・管理することができます。実施記録によって、機器が健全に保たれていることを確認できます。