ゼロエミッションショベル
2024-03-18 13:00:01

日本市場に初登場!ゼロエミッション油圧ショベル「EC230 Electric」とは

日本に上陸したゼロエミッションモデル「EC230 Electric」



昨今、環境への配慮がますます求められる中、ボルボ建機から新たに登場したゼロエミッションの油圧ショベル「EC230 Electric」が日本市場に導入されることが決定しました。この新しいモデルは、20トンクラスの中型機市場をターゲットにしており、特に建設現場におけるエコフレンドリーな選択肢を提供します。日本での取り扱いは、静岡県磐田市に本社を置く山﨑マシーナリー株式会社が行います。

1. EC230 Electricの特長



「EC230 Electric」は、従来のディーゼル機と同等の性能ながら、環境への配慮がなされた設計が施されているため、排出ガスはゼロです。さらに静音性に優れ、低振動という特長も持ち合わせています。これにより、都市部でも安心して使用でき、作業環境の改善にも寄与しています。

このモデルには、ICT(情報通信技術)機能が搭載されており、マシンコントロールが可能で、操作性や効率が向上している点も見逃せません。また、バッテリーのメンテナンスが不要なため、オペレーターの手間も軽減されています。

2. 昨年度のGX建設機械認定制度



特筆すべきは、この「EC230 Electric」が、昨年度に新設された国土交通省の「GX建設機械認定制度」において、ボルボの電動コンパクトショベル「ECR25 Electric」と共に認定を受けたモデルでもあるという点です。この認定制度により、日本市場でのEV建機の普及が今後加速することが期待されています。

3. ボルボが提供する独自のトレーニングプログラム



ボルボ・グループは、EV建機の取り扱いやトレーニングに関する独自のプログラムを提供しています。このプログラムでは、ボルボグループ内で共通化・最適化されたBEVコンポーネントを使用し、高い信頼性を持つ製品を市場に提供できます。これにより、オペレーターは新しい技術を迅速に習得し、現場での作業効率を大きく向上させることができます。

4. 環境に優しい運転性能



「EC230 Electric」のバッテリーはリチウムイオンタイプで、600Vの電圧を持ち、フルパッケージで264 kWhの容量を有しています。最大で5時間の駆動が可能なため、連続してのシフト作業にも対応。充電設備が整った現場では急速充電も可能で、稼働時間の延長が実現します。

5. 他社との比較とユーザーのフィードバック



この機械に使用するオペレーターからの評価は非常に高く、同じボルボのディーゼル機種EC220ELとの比較でも、掘削能力において高い互換性があるとの声が寄せられています。サイクルタイムの改善や騒音の大幅な低減といったスムーズな作業が可能で、運転する楽しさを実感できるモデルです。

6. まとめ



これからの建設業界において、環境への配慮は不可欠です。「EC230 Electric」は、従来型の油圧ショベルに替わる次世代の選択肢として、日本市場での展開に期待が寄せられています。より安全で効率的な作業環境を求める企業にとって、この新しいモデルが強力なパートナーとなってくれることでしょう。

さらに詳しい情報や販売に関するお問い合わせは、山﨑マシーナリー株式会社までどうぞ。

会社情報

会社名
株式会社ボルボ・グループ・ジャパン
住所
東京都港区六本木1丁目10−10
電話番号

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