バリアフリー情報サイト「ふらっと。」の刷新
障害者968万人と高齢者3,600万人を合わせた約4,500万人が情報を求めている日本。彼らが必要とするバリアフリー情報が簡単にアクセスできないという問題が顕在化しています。この背景には、外出先や旅行先のバリアフリー対応状況に関する情報が不足している実態があります。多くの方が、必要な情報にたどり着けず困っています。
一般社団法人Ayumiが運営するバリアフリー情報サイト「ふらっと。」では、利用者から多くの改善要望が寄せられていました。「目が見えないので、サイトを読み上げる機能がないのは困る」「記事が見づらく、共有した際に高齢者から不満の声があった」「読み込みが遅く、情報を諦めた」という声です。こうした実際の利用者の意見をもとに、Ayumiは「ふらっと。」の抜本的な改修に取り組みました。
改修の目的と内容
1. 検索性能の向上
今回の改修は、検索性・アクセシビリティ・デザインという3つの大きな軸に基づいて行われました。まずは検索性の向上から、キーワードやカテゴリー別、タグ検索の精度を改善。また、目的に応じた情報を絞り込みできる機能を導入し、食事や観光、宿泊といったシーン毎に情報を探しやすくしています。
2. アクセシビリティの改善
次に、ウェブアクセシビリティを強化。ユニウェブの導入によって、読み上げ機能、文字サイズの調整、コントラストの変更に対応しました。視覚障害者や聴覚障害者など多様なニーズに応じたUI設計がなされており、この機能は特に高齢者や読みにくい方への配慮がなされています。また、今後は外国語対応も視野に入れるとのことです。これにより、より多くの人が自分の障害に応じた設定で利用できる環境が整います。
3. デザインと表示パフォーマンスの改善
デザイン面でも多くの改善が施されています。写真や動画を多数掲載しても、表示スピードが落ちないように高速読み込みを実現し、関連記事も自動表示される機能を搭載。さらに、スマートフォンでのYouTube埋め込み表示も最適化され、快適な閲覧体験が可能です。
「ふらっと。」の特長と今後の展望
「ふらっと。」は2022年に運営を開始し、障害者やその家族との協力のもと、350以上の記事を提供。実際のバリアフリー体験をもとにした情報を発信し、Google検索でも上位に表示され、月間PV数は10万超にも達しています。利用者の声を基にした情報提供が特徴で、他のサイトにはない独自性を持っています。
今後、Ayumiは「ふらっと。」の運営方向をAI技術を取り入れつつも、障害者のリアルな体験談や独自調査に力を入れ、信頼性のある情報源としての地位を確立することを目指すとしています。これにより、より多くの人々が情報格差を解消できる環境が整いやすくなるでしょう。
会社概要
- - 法人名:一般社団法人Ayumi
- - 代表理事:山口広登
- - 所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号 桑野ビル2階
- - 事業内容:バリアフリー化支援、情報サイト運営、企業研修
- - 法人URL
- - バリアフリー情報サイト
Ayumiは、バリアフリー対策を通じて、全国のホテルや観光施設に対し実用的な改善提案を行い、バリアフリーな社会を実現するための啓発活動を行っています。