冷却プロテクター
2026-04-09 12:14:07
熱中症対策に革新!山岳トンネル用「冷却プロテクター」の開発
山岳トンネルでの熱中症を防ぐ新技術
近年、夏の厳しい暑さが続く中、特に過酷な環境で作業する建設業の現場では、熱中症が大きなリスクとなっています。安藤ハザマが新たに発表した「冷却プロテクター」は、その開発背景とともに、作業員の健康を守る大きな一歩となることが期待されています。
開発の背景
2025年6月から施行される改正労働安全衛生規則により、事業者は熱中症対策が義務化され、罰則も設けられました。特にWBGT値が28℃を超える環境での連続作業は、適切な報告体制や緊急時の手順の周知、休息確保が必要です。山岳トンネルという高温・高湿度な閉鎖空間での作業は、特に熱中症のリスクが高く、その対策が急務です。
プロジェクトの中心にあるのは、高湿度に加え、危険な環境下での作業が求められる山岳トンネルの施工です。作業員は肌落ち(岩石の落下)による天災から身を守るため、バックプロテクターを着用せざるを得ません。このため通常のファン付き作業着の着用が難しく、さらなる熱中症対策が求められています。
「冷却プロテクター」の特長
この「冷却プロテクター」は、PCM(相転移材料)を利用した冷感機能が特徴です。通常のバックプロテクターのデザインを基に、背面に大きなPCMを装着し、両肩部には小型のPCMを配置しました。これにより、広範囲に冷感を提供します。
さらに、バックプロテクターには「保冷剤ポケット」が用意されており、別途保冷剤を使用することで、より強力な冷感を得ることができます。PCMの特性として、22℃から26℃で再固形化するため、作業の合間に冷やすことも可能です。空調の効いた室内での昼食時に固まるため、充電などの手間も必要なく、実装しやすい商品となっています。
使用者の声と実績
試験的に数多くの現場で運用された結果、冷却プロテクターの重量はわずか1,450gであり、作業姿勢にも影響を与えないことが確認されました。また、実際に使用した作業員からは「冷却効果を実感した」というポジティブな反応が寄せられています。
今後の展開
「冷却プロテクター」は、2026年5月に株式会社仙台銘板から販売が開始される予定です。さらに、2026年7月の猛暑対策展や、同年10月の全国建設業労働災害防止大会にて展示されることが決まっています。これによって、さらなる普及が期待されます。
安藤ハザマは、今後も工事現場で働く人々の健康を第一に考え、「働きやすさ」を目指して取組みを続けていく所存です。特に、高温環境での作業を支える新しい技術は、これからの建設業界に不可欠な要素となるでしょう。
この革新的な技術は、今後の建設現場における働く環境の改善に寄与することが期待されており、熱中症対策の新たなスタンダードとなり得るでしょう。
会社情報
- 会社名
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安藤ハザマ
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