PeopleXが新たな報酬サーベイを導入し企業支援を強化

PeopleXがスタートする報酬サーベイサービス

エンプロイーサクセス事業を展開する株式会社PeopleXが、職種別の報酬水準を定量的に把握できる新しいサービス「報酬サーベイ」を開始しました。このサービスは、企業が自身の報酬制度を見直すためのベンチマークとして機能し、パフォーマンス評価をより公平に行うことを目的としています。

報酬サーベイの背景と目的

2024年度の賃上げ率は、過去33年で最高の水準に達すると予測されています。これに伴い、労働人口の減少から人材獲得競争が激化している中、多くの企業が従来の年功序列に依存する報酬制度の見直しを迫られています。特に、優秀な人材を採用するためには、競争力のある報酬を設定する必要があります。

さらに、成果に基づく評価と適切な報酬の提供が求められていますが、全社共通の報酬制度から職種別報酬制度への転換は、難しい課題であり、人事担当者にとっては非常に重要なテーマとなっています。このような背景の中、PeopleXは市場の報酬水準を職種別に把握できる「報酬サーベイ」を提供します。

PeopleXの報酬サーベイの特長

株式会社PeopleXでは、独自に集計したデータを基にした報酬データベースを構築しています。このデータベースを活用することで、企業は自社の賃金データを提供することで、業界標準との比較が可能になります。

サーベイに参加した企業には、職種別や新卒・中途・等級別に市場データと自社の給与水準を比較できる機会が与えられ、その結果を基に定期的に無償でレポーティングが行われます。これにより、企業は具体的なデータに基づいた報酬設定が可能なため、より良い人材採用につながるでしょう。

トータル・リワード・プログラムの設計

PeopleXは、社員の成功が企業の成長を促進するというミッションのもと、様々なビジネスを展開しています。社員エンゲージメントを高めるためには、給与や賞与、福利厚生などのインセンティブを統合した「トータル・リワード・プログラム」が必要です。

今後は、報酬サーベイのデータベースを活用して、スキルや業務内容に基づいた報酬ベンチマークをPeopleWorkプラットフォーム上で閲覧できるアプリケーションが実装される予定です。この施策により、企業は勤続年数や社内キャリアに縛られず、より公平な評価を実現できるようになります。