篠田桃紅と岐阜現代美術館の特別な出会い
岐阜県に位置する岐阜現代美術館では、2024年9月30日から特別上映が行われます。それは1974年に制作された篠田桃紅氏の貴重な映像『アトリエを訪ねて 篠田桃紅』です。この映像は、篠田氏のアトリエでの制作風景や、彼女自身のインタビューが収録されています。制作当時の貴重な瞬間が映し出された作品が、岐阜現代美術館での新たな体験を提供します。
再現されたアトリエの魅力
美術館の2階には、篠田さんが1970年代に多くの時間を過ごした東京のアトリエが忠実に再現されています。アトリエは、彼女の家財や床材などがそのまま移設されており、200本以上の筆や制作道具が展示されています。この空間にいると、まるで篠田桃紅氏が目の前で作品を描いているかのような感覚を覚えます。
映像上映の意義
今回はこのアトリエの傍で『アトリエを訪ねて 篠田桃紅』が上映されることで、来場者は篠田氏がアトリエで過ごした時間を想像し、彼女の芸術への深い理解を得られることでしょう。映像を通じて、篠田氏がどのようにして自らの作品を創造してきたかを感じ取ることができます。
「朱のかたち」展との連携
また、同日から特別展「朱のかたち」も開催されます。この展覧会では、篠田氏による朱の使い方に焦点を当てた展示が行われます。1970年代の作品には、朱が墨と共に重要な役割を果たしており、当時の芸術の流れとも密接に関連しています。映像とともに、篠田氏の作品の変遷を体感する貴重な機会となるでしょう。
美術館のアクセス情報
会場: 岐阜現代美術館 桃紅館2階
住所: 〒501-3939 岐阜県関市桃紅大地1
開館時間: 9:30 - 17:00
休館日: 日曜日、祝日、第2、第4土曜日、展示替え期間
この機会にぜひ、岐阜現代美術館を訪れ、篠田桃紅氏の芸術の世界に触れてみてください。この特別な体験を通じて、彼女の作品が持つ深い意味や感動を感じてほしいです。
株式会社エー・ビー・シー リブラの役割
株式会社エー・ビー・シー リブラは、昭和40年代から60年代の映像を多数保管し、現在では美術館や教育機関に対して映像の貸出を行っています。特に、篠田氏の映像は、その時代を知る上での重要な資料として評価されています。視聴が可能な映像リストは、ABCリブラのHPに公開されています。
映像を通じて過去の文化や技術を次世代に伝える役割も果たしており、地域の魅力を広める一助となることを目指しています。興味のある方はぜひ、直接お問い合わせください。