鈴鹿サーキット、サステナビリティを強化
鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランド株式会社は、テス・エンジニアリングとの間で「鈴鹿サーキットサステナビリティパートナー契約」を結びました。この提携により、両社は環境負荷の軽減や社会課題解決に向けた具体的な施策を展開していくことになります。
提携の背景と目的
ホンダモビリティランドは、主要な事業の一環としてモータースポーツイベントを開催し、その過程で生じる温室効果ガスの排出削減を目指しています。2060年までにカーボンニュートラルを実現するために、2030年を目標にしたビジョンを掲げており、再生可能エネルギーの利用や効率的なエネルギー運用を進めています。この取り組みは、鈴鹿サーキットにおける環境マネジメントシステムの国際自動車連盟(FIA)からの評価につながり、最高位の3つ星認証を受けることにも成功しました。
一方、テス・エンジニアリングは、「Total Energy Saving & Solution」を理念に掲げており、再生可能エネルギーを中心としたエネルギーソリューションの提供を行っています。これにより、エネルギーのスマート化や省エネの徹底を通じて、持続可能な未来を創造することに注力しています。
具体的な取り組みと未来への展望
鈴鹿サーキットとテス・エンジニアリングは、パートナー契約を通じて、以下のような施策に取り組んでいきます。
- - 再生可能エネルギーの導入: イベント開催に必要なエネルギーを再生可能エネルギーによって賄う。
- - カーボンフットプリントの測定と削減:モータースポーツイベント時の温室効果ガスの排出を定期的に見直し、削減策を講じる。
- - 地域社会との連携: 地元の協力を得ながら、環境教育なども取り入れて、広く社会に貢献する形を目指す。
両社の連携によって鈴鹿サーキットの環境負荷を低減しつつ、脱炭素社会の実現に向けた道を切り開いていくことが期待されます。これにより、多くのファンや関係者が集うイベントを通じて、環境問題への関心を高める場にもなるでしょう。
会社情報
ホンダモビリティランド株式会社
- - 本社所在地: 三重県鈴鹿市稲生町7992
- - 設立: 1961年
- - 資本金: 55億円
- - 事業内容: モータースポーツ、アミューズメント、リゾート事業他
- - 公式サイト
テス・エンジニアリング株式会社
- - 本社所在地: 大阪市淀川区西中島6-1-1新大阪プライムタワー
- - 設立: 1979年
- - 資本金: 1億円
- - 事業内容: 省エネ・再エネ設備のEPC、オペレーションサービスなど
- - 公式サイト
このように、鈴鹿サーキットとテス・エンジニアリングのパートナーシップは、将来の持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。環境への配慮が強まる中で、両社の取り組みが成果を上げることに期待が寄せられています。