LGBTQ/SOGIEに関する新たな施策集が公開
2023年6月に制定された「SOGI理解増進法」に基づき、公共団体のLGBTQ/SOGIE施策の推進が求められています。この流れを受けて、認定NPO法人ReBitは「自治体LGBTQ/SOGIEできることハンドブック(第二版)」を無償で提供しました。このハンドブックは、80の省庁や自治体、関連団体の取り組みを掲載しており、合計102の具体的事例を紹介しています。
施策集の概要
「自治体LGBTQ/SOGIEできることハンドブック」は、LGBTQ/SOGIE関連の施策を推進するための具体的なアイデアや成功事例を地域の職員に提供することを目的としています。ReBitは2009年の設立以来、200以上の自治体と連携し、LGBTQ/SOGIE施策に関する支援を行ってきました。この施策集は、2024年3月に発行された改訂版であり、三菱財団の助成を受けて実施されたものです。
SOGI理解増進法の意義
2023年に制定されたこの法律は、地域における性的指向やジェンダーアイデンティティの多様性を尊重し、理解を深めるための取り組みを求める内容となっています。2026年にはこの法律に基づく基本計画が閣議決定され、地方公共団体による施策が重要視されるようになります。このような背景の中で、自治体での好事例を広く共有することは、他の地域の具体的な施策の推進に貢献するでしょう。
主要な対象者
本ハンドブックは、LGBTQ/SOGIE施策に関わる自治体職員を主な対象としています。首長や副首長、政策を担当する課の職員など、具体的に施策を実行する立場の人々に役立つ内容が盛り込まれています。さらに、関連分野に関わるすべての人々も利用できるため、広く利用が促進されることが期待されます。
施策の内容
この資料では、以下の3つの内容からLGBTQ/SOGIE施策を進める方法が整理されています。
1. 政策・企画/経営での取り組み
2. LGBTQ/SOGIE施策を担当する部署での取り組み
3. 関係部署における取り組み
各視点から、実施可能なアクションや懸念点、さらには実例を紹介しており、地域のニーズに応じた施策開発を助けることを目的としています。
さらに、LGBTQに関連する法律や条例、現状データ、当事者の声なども含まれており、施策検討における幅広い視点を提供しています。
施策集の入手方法
本ハンドブックは、誰でも無料でダウンロード可能です。また、印刷された冊子を無償で提供するサービスも行っているため、需要に応じた形で地域住民が情報を得ることが可能です。興味のある方は、
ReBitの公式サイトからアクセスし、ぜひ活用してみてください。
ReBitの歩みとメッセージ
ReBitの代表理事、藥師実芳氏は、「LGBTQは安全に暮らせていない現実がある」と訴えています。いじめやハラスメントに遭うLGBTQの人々にとって、地域の施策は非常に重要です。そのため、ReBitはこれからも地域社会がLGBTQにとっても安心して暮らせる場となるよう取り組んでいきます。市民の声と地域の取り組みが結びつくことで、今後の社会がより豊かになると信じています。
このハンドブックを通じて、地域全体でLGBTQが安心して暮らせる環境を作るための一助となればと思っています。