町工場のマラソン挑戦
2026-11-03 11:20:43

町工場の挑戦:社員全員がフルマラソンを完走した理由とは

町工場の挑戦:社員全員がフルマラソンを完走した理由とは



静岡県焼津市にある杉村精工株式会社は、製造業のイメージを刷新し、社員の健康促進を目的に「町工場×スポーツ」の文化を根付かせる取り組みを行っています。創業77年を迎え、同社はこのたび、全社員30名のうち、なんと6名が「しまだ大井川マラソン」に参加し、全員がフルマラソンを完走しました。この結果は、彼らの努力だけでなく、町工場が今直面している課題に挑む姿勢の象徴とも言えます。

社員の過去と未来


出場した社員の中でマラソン経験者はたった1名。残りの5名は、日常的に走る習慣も持っていなかったのです。にもかかわらず、彼らは大会に向けて持続的な練習を行い、完走を果たしました。このように「走ること」を日常の一部にする努力を続ける中で、彼らは徐々に自信をつけ、達成感を味わうことができたのです。休日には山での練習も行われ、社員同士の一体感を高める場ともなりました。

製造業とスポーツの接点


杉村精工の取締役で、元フィットネス企業にいた杉村岳氏は、地方の町工場が抱える人手不足という深刻な問題に直面しています。町工場が就職先として選ばれづらい現状を打破するために、彼は「スポーツ」を媒介とすることを選びました。体育の時間に運動会を思い出す静岡県民にとって、スポーツは身近な存在であり、これを通じて町工場の魅力を知ってもらうことが狙いです。

スポーツを通じた価値の創出


杉村精工が進めている「町工場×スポーツ」の取り組みは、会社、社員、地域のそれぞれに価値をもたらしています。社内では、スポーツ用品メーカーとコラボし、オリジナルのランニングシャツを販売するなど、さらなる認知度向上に繋げています。

また、マラソン大会の参加費を会社が全額負担することで、ランニングに取り組む社員も増えています。この取り組みの結果、参加したことのない社員が徐々に参加するようになり、健康への関心が高まっています。

社員の声


完走を果たした社員たちは、それぞれに感想を述べています。59歳の櫻井さんは、「チャレンジすることで、年を重ねても何かを達成することができるという希望を持てた」と語っています。50歳の佐藤さんは、「仲間と一緒に走る楽しさを知った」と振り返り、46歳の稲垣さんは、「健康のための良い経験であった」と語っています。このように、全員がそれぞれの思いを抱えてマラソンに臨み、達成感を得た様子が伺えます。

新たな取り組みの始まり


今回のフルマラソン完走を受けて、社内ランニングサークル「チームSSR」が発足しました。社員間で関心が高まり、新たなチームウェアの制作を望む声も上がっています。コーポレートカラーを取り入れたチームロゴは、会社の未来と技術の進化を象徴するものとなっています。

地域との連携


地域への貢献も考えており、藤枝MYFCとのパートナーシップや地域イベントへの協賛を通じて、スポーツの重要性を広めています。2026年からは、スポーツ庁の「シュープロ」活動にも賛同し、地域への健康促進を目指しています。

まとめ


杉村精工の取り組みを通じて、社員が健康を意識し、自己成長を遂げている姿や、地域とともに活動されていることは、企業の未来に対する希望を表しています。スポーツを通じて町工場の魅力を伝え、地域の雇用促進にも寄与していく姿が、今後どのように発展していくのかに期待が高まります。


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会社情報

会社名
杉村精工株式会社
住所
静岡県焼津市中新田1600
電話番号
054-624-4700

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