人気絵本作家・ヨシタケシンスケの初期スケッチ集が新装版で登場

人気絵本作家・ヨシタケシンスケの初期スケッチ集、その魅力とは

人気絵本作家でありイラストレーターでもあるヨシタケシンスケが、駆け出しの頃に手がけた作品集『新装版デリカシー体操』が、2025年12月に発売されることが発表されました。本書は、2002年に自主制作された「デリカシー体操」の新装版で、2016年にグラフィック社から出版されたものが、再度カバーや帯を新しくして復刻されます。

ユーモアあふれるスケッチの数々

本書には、日常生活の中に潜むおかしな瞬間や、思わず「あるある！」と思わせるストーリーが294ページにわたって収められています。ヨシタケシンスケの独特な視点を通じて捉えられたスケッチは、どれもが軽やかな線で描かれ、まるで楽しいラクガキが飛び出してくるかのような楽しさを感じさせてくれます。

ページをめくるたびに、日々の疲れを癒してくれるユーモアや愛しさが垣間見え、心がほっと温かくなります。そのため、このスケッチ集は、ファンに限らず、ちょっとした笑いを求めるすべての読者にとってうってつけの一冊となるでしょう。

著者・ヨシタケシンスケのプロフィール

ヨシタケシンスケは1973年に神奈川県で生まれ、筑波大学大学院の芸術研究科総合造形コースを修了しました。彼は幅広いジャンルで活動しており、日常の一コマを切り取ったスケッチ、装画、挿絵など、多彩な表現で多くの読者を魅了しています。これまでに、MOE絵本屋さん大賞やボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、さらにはニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞など、数多くの賞を受賞してきました。