薬局売買の新たな選択肢「ファーマバイセル」
2019年3月12日、薬局業界に革命を起こす新しいサービス『ファーマバイセル』がリリースされました。これは、高齢化した薬局オーナーと開業を希望する薬剤師をつなげるプラットフォームです。多くの薬局オーナーが、後継者不足に直面している現状で、余儀なく廃業してしまう事例が後を絶ちません。これに対抗する形で、ファーマバイセルは新たなマッチングシステムを提供し、業界の改革を目指しています。
現状の課題とファーマバイセルのアプローチ
調剤薬局のオーナーは、引退や健康問題などからしばしば事業を手放さなければならない状況にあります。しかし、資金面での不安や経営リスクから新規開業を希望する薬剤師は、十分な選択肢を持っていないのが現状です。更に、売買を仲介するサービスの中には、手数料が1000万円を超えるものもあり、良い案件に巡り会っても高額な手数料が障害となることがあります。
ファーマバイセルでは、このようなマッチングのギャップを埋めるべく、オーナー側には費用一切かからず、無償で買い手候補を紹介します。これは、薬局を売却したいと考えるオーナーにとって大きなメリットとなります。
低コストでのサポート体制
このサービスの最大の特徴は、運営コストを抑えることに成功したため、業界で最も低い水準の手数料を実現した点です。買い手となる薬剤師にとっても負担が少なく、売買が成立した際には300万円からの手数料で済むのです。さらに、ファーマバイセルは、必要に応じて薬局のウェブサイト作成やサーバー管理などのサービスを無償で提供し、運営をサポートしています。
また、売却後には資産運用やライフプランのサポートも行っており、薬剤師にとって安心して事業を引き継ぐことができる環境を整えています。
マッチングの透明性と地域密着型サポート
ファーマバイセルの運営は、地域の特性に応じた最適なM&Aを実現します。複数の拠点を持つことで、地方のニーズにも対応可能です。また、薬局売却だけでなく、開業希望者に対しては案件情報がWeb上で公開されており、自分に合った案件を見つけやすい仕組みが整っています。
今後の目標と展望
ファーマバイセルは、登録件数や成約数を増加させることで、今後4~5年内の株式上場を視野に入れています。これは、サービスのさらなる充実を目指す一環です。ユーザーがより利用しやすい環境を整え、業界の革新をもたらすことを目指しています。
このサービスの導入により、薬局オーナーの廃業を防ぎ、新たな働き口としての調剤薬局の存在意義を再確認できるでしょう。ファーマバイセルは、薬局業界における新たなスタンダードを築きつつあります。
企業情報
- - 商号:ファーマバイセル
- - 設立:2019年3月
- - 所在地:神奈川県横浜市中区千歳町1-2
詳細については、公式サイトをご覧ください。
ファーマバイセル公式サイト