α世代と企業の共創モデル「CPOプロジェクト」の誕生
現代の教育現場において、『子どもたちが未来をどう見つめ、何を考えているか』が企業の成長に影響を与える時代が到来しました。株式会社miraiiが展開する「CPOプロジェクト」は、子どもたちの意見と企業のニーズを結びつける新しい試みの一つです。このプロジェクトは、α世代(2010年以降生まれた子どもたち)の独自の価値観を企業が理解し、共に成長することを目的としています。
「みらいいパーク」の魅力
miraiiは「みらいいパーク」というオンラインプラットフォームを立ち上げ、約50種類の仕事をゲームやワークショップを通じて体験できる環境を整えました。このサービスは、小学生を対象にし、遊びながら自分の興味やなりたい姿を見つけることができます。更に、ゲームで獲得したポイントを使って仮想的な株や投資信託への投資を学べる「バーチャル投資機能」も搭載されています。
企業と子どもたちの架け橋、「CPOプロジェクト」
「CPOプロジェクト」、すなわち「チーフ・プレイフル・オフィサー」プロジェクトは、企業の課題解決にα世代の子どもが提案を行うという内容です。このプロジェクトに参加するためには「みらいいパーク」での高スコア取得が必要で、またプログラミングスクール「みらいいアカデミア」の参加経験も求められます。これにより、子どもたちの独特の視点が企業のイノベーションにつながることが期待されています。
デジタルネイティブα世代の特性
α世代は、幼少期からAIやSNS、サステナビリティ教育に触れて育ちました。彼らのデジタルネイティブな特性は、現在のビジネス環境に多大な影響を与えるでしょう。企業は、彼らの新しい視点や価値観を理解し、今後のビジネス展開に活かすことが求められています。
具体的な取り組みと成果
miraiiはすでにパナソニックと提携し、小学生22名により「光を楽しむ未来をつくる」プロジェクトを進めています。この活動では、子どもたちが提案したアイデアに基づいて、新しい照明の活用法や楽しみ方を模索しました。*
画期的な発想『犬のウンチ拾いお助けヒカピカセンサー』
例えば、子どもたちが考案した「犬のウンチ拾いお助けヒカピカセンサー」は、犬のウンチをしている時に光で知らせてくれる照明システムです。このように、子どもたちの発想は企業にも新しい視点を与えるだけでなく、実際の生活に密着した問題解決にも寄与しています。
大阪・関西万博への参加
また、大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」でも、α世代の子どもたちが光と音の演出に参加しています。子どもたちの自由なアイデアが具現化され、全長約70mの巨大な建物を舞台にした新しい光の演出は、観客にとって新たな体験を提供しています。
未来への可能性
miraiiは、「教育×企業共創」というアプローチが、将来的に企業の人材育成や創造性の促進につながると確信しています。α世代との対話を通じて、企業は彼らの価値観を理解し、相互理解を深めることができます。このような取り組みは、企業の成長に大きな影響を与えるだけでなく、子どもたちの成長にも寄与します。
今後もmiraiiはこのプロジェクトを通じて、次世代の教育モデルとしての確立を目指し、さらなる拡大を図る予定です。企業と子どもたちが共に未来を切り開くその姿を、私たちも期待して見守っていきたいと思います。