東急不動産が新築マンションにEV充電サービスを導入、環境意識に応えた新たな取り組み

東急不動産が新築分譲マンションにEV充電サービス「EVrest」を導入

東京ガス株式会社と東急不動産株式会社の間で新たな取り決めが交わされ、首都圏を中心に開発される新築分譲マンションに東京ガスのEV充電サービス「EVrest」が優先的に導入されることが決定しました。この取り組みは、EV（電気自動車）の普及を促進するものであり、今後のマンション生活において欠かせない要素となるでしょう。

EV充電の新たな課題とEVrestの提案

分譲マンションにおけるEV充電は、通常管理組合が共用の電力を契約しているため、充電量の特定や請求が複雑になります。このような課題に対し、「EVrest」は、各ユーザーの充電量を正確に計測し、それに基づいた料金を受け取るシステムを構築しています。これにより、管理組合にかかる電気代の負担を軽減することが可能となります。

何より、「EVrest」を利用する入居者は専用アプリを通じて、簡単に充電の指示や料金の支払いができるため、非常に便利で利用しやすい環境が整います。これは、現代の住宅に求められるサービスの一つとして、利用者のニーズに応えるポイントとなるでしょう。

導入予定物件と展望

「EVrest」の導入は、まずブランズ白金台五丁目（2026年度竣工予定）を皮切りに始まり、今後も多くの新規開発分譲マンションに対して順次拡大される予定です。特に、ブランズタワー橋本やブランズシティ品川テラス（仮称）、JR船橋市場町社宅跡地開発計画などへの導入が期待されています。これにより、EV充電の利便性が一層向上し、入居者の日常生活がスムーズになるでしょう。

東京ガスの持続可能な取り組み

東京ガスは、EV充電設備の普及と環境意識の向上を推進することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献したいと考えています。創立140周年を迎える東京ガスグループは、ガスだけでなく今後は多様なエネルギーソリューションの提供を目指し、事業の拡大に挑戦しています。

частности、2023年11月には新たなソリューション事業ブランド「IGNITURE」を立ち上げ、家庭や法人、地域コミュニティ向けに効率的で持続可能なサービスを展開する方針です。このような取り組みは、我々が目指す豊かな暮らしや企業活動にとって欠かせない要素になります。

今後、EV充電インフラの整備が進むことで、一人ひとりの環境への貢献が期待され、持続可能な社会の形成に寄与することが期待されています。新たなEV充電サービスの導入が進む中で、住宅の選び方にも変化が起きるかもしれません。これからの生活スタイルにどう組み込まれていくのか、注目が集まります。