大学生涯学習を支える新プラットフォーム『ALUPA』が始動します

大学向けアルムナイサービス『ALUPA』が2024年８月にスタート

日本システム技術株式会社が新たに展開する大学向けのアルムナイサービス『ALUPA（アルパ）』が、2024年８月より始まります。このサービスは、卒業生同士や大学とのコミュニケーションを促進し、新たな学びの機会を提供することを目的としています。

『ALUPA（アルパ）』の背景

日本システム技術は1994年から文教業界に対し、デジタルトランスフォーメーション（DX）を推進してきました。特に、「GAKUENシリーズ」という戦略的な大学経営システムは、240以上の大学で導入されており、教職員や学生、保護者に利用されています。しかし、昨今の少子化や経済状況の変化により、大学経営にはさらなる課題が浮かび上がっています。政府からも社会人の学び直しの機会を提供する要請があり、卒業生に向けたコミュニティ形成のニーズが強まりました。

サービスの概要と機能

『ALUPA』は、卒業生が大学や同窓生の最新情報を知り、互いに交流できるクローズドSNSプラットフォームです。2024年８月のベータ版リリースからは、卒業生が自分の状況を報告したり、情報を発信したりできる機能が搭載されます。具体的には、同窓会イベントへの通知や個人プロフィールの登録が可能で、職歴や資格、スキルなどの情報を基にした繋がりが形成されます。

さらに、GAKUENシリーズを導入している大学の場合、在学中の情報を自動で『ALUPA』に連携できるため、非常に便利です。

今後の展望

『ALUPA』は2024年８月の提供開始後も、機能の拡張を続ける予定です。今後は卒業生からの意見を反映したアンケート機能や、手続きをデジタル化するWEB申請機能が導入されるほか、学部やサークル単位でのコミュニティ機能も開発されます。2025年度以降には、大学への寄付金受付やデジタル証明書の発行、E-ラーニング機能の追加が予定されています。

さらに、企業向けのマーケティングや広告機能も搭載し、卒業生と企業の繋がりを支えていく考えです。このように『ALUPA』は、卒業生のニーズに応えるだけでなく、大学経営の新たな形を模索しています。