株式会社monopo Tokyoが新たな経営体制を導入
株式会社monopo Tokyo(本社:東京都渋谷区)は、2025年9月上旬より新しい経営体制を導入予定です。この変更は15期目を迎えるタイミングで行われ、これまでの共同代表制を踏襲しつつ新しいリーダーシップを迎え入れることが特徴です。
新役員の就任と役割
新たにセールスマネージャーの田中健介氏とアカウントディレクターのClara Blin氏が取締役兼Co-CEOに就任します。加えて、クリエイティブディレクターの稲熊智貴氏が執行役員兼VPoC(Vice President of Creative)として、クリエイティブチームを率いる役割を担います。これにより、組織全体のクリエイティブ戦略がさらに進化すると期待されています。この体制変更は、旧CEOの佐々木芳幸氏と岡田隼氏が親会社のmonopoの経営に専念するためのものであり、グループ全体のビジネス成長を加速する狙いがあります。
クリエイティブなリーダー不足への挑戦
国内外のクリエイティブ業界ではリーダーシップを持った人材が不足しています。monopoでは、この課題に立ち向かうべく、社員内から起業家精神を育てる環境作りを進めています。過去には、4社7名の子会社経営メンバーを輩出し、今後もクリエイティブなマネジメント人材を増やしていく方針です。
現在の社会ではAIを中心とした情報技術が進展しており、人々の生み出すクリエイティビティのニーズが高まっています。この流れに乗ることで、monopoはダイナミックなビジネスインパクトを生み出し、さらなる成長を目指しています。
新リーダーの背景
- - 田中健介: 兵庫県出身で30歳までプロミュージシャンとして活動後、2017年にmonopoに入社。デジタルプロダクト開発や広告クリエイティブに関与し、2020年からはセールスマネージャーとして組織の拡大に努めてきました。
- - Clara Blin: パリ出身のトリリンガルで、ルイ・ヴィトン本社にてデジタルコミュニケーションを担当した経験があります。現在、美容・ファッション・ラグジュアリー分野でアカウントディレクターを務めています。
- - 稲熊智貴: 早稲田大学を卒業後、monopoに入社。ブランディングや統合キャンペーンのディレクションを行い、クリエイティブ領域での経験を積んできました。
創業者からのメッセージ
佐々木氏と岡田氏は創業から14年間、手塩にかけて育ててきたmonopoのTokyoオフィスの舵取りを新しいリーダーたちに託すことにしました。新任の役員は全員がmonopoでキャリアを築いたメンバーであり、彼らの成長が全体にも良い影響を与えることを期待しています。今後、monopoはさらに多様なクリエイティブを探求し、ビジネスの拡大を目指して進んでいきます。
monopoの未来に向けて
monopoは世界20カ国、600以上のブランドをサポートしており、「Collective Creativity」をミッションとしています。グローバルなネットワークを活用し、国境や領域を越えたビジネス展開を続けています。今後も新たなビジネスフィールドへの貢献を目指し、スピード感を持って革新を続けていくことでしょう。
この新たな経営体制の発足は、クリエイティブ業界に大きな変革をもたらすことが期待されます。monopo Tokyoの今後の動向から目が離せません。