認知症と看取り実態
2026-01-19 11:04:22

認知症グループホームの看取り実態とその影響を探る

認知症グループホームの看取り実態



介護施設の中でも、認知症グループホームは特異な立ち位置にあります。株式会社TRデータテクノロジーが発表した最新の調査によると、認知症グループホームの退去先実態について明らかとなりました。この研究は、全国の約24万件におよぶ介護データに基づいています。

本調査では、認知症グループホームの看取り率や退去先の状況を詳細に分析しました。特に注目すべきは、長期滞在型施設の中で認知症グループホームの看取り率が最も低い点です。全体で約3割に留まるこの数値は、他の施設、特に特別養護老人ホーム(特養)の約7割に対して非常に低いことが特徴です。

法人種別による看取り率の違い



次に法人種別による看取り率の違いも明らかになりました。営利法人が運営する認知症グループホームの看取り率は約39%と高い一方、社会福祉法人では最も低い25%となっています。この結果から、法人の運営形態が看取りにどのように影響するかが読み取れます。

さらに、医療法人が運営するケースでは、看取り前に医療機関への転院が43%と非常に高い結果が出ています。この現象は、医療介入が増えた結果とも考えられます。

看取り前の転居の傾向



認知症グループホームにおける看取り前の転居が常態化している問題も見逃せません。特養を併設しているグループホームでは、退去先としての特養への移行が約3割に及ぶことが示されました。これは、特養の運営実績が影響していると考えられます。逆に、特養を運営しない事業者では、他の施設に比べて看取り率が高まる傾向があります。

看取りスコアの評価



また、TRデータテクノロジーは独自の「看取りスコア」を導入し、認知症グループホームの看取り能力をランク付けしました。これにより、単に看取り率が高いだけでなく、実際に看取った人数を元にした評価が行われています。首位は学研グループで、同社のメディカル・ケア・サービスの成果が大きく寄与しています。

終わりに



このリサーチデータは、今後の介護政策や実務にとっての重要な示唆をもたらします。特に、営利法人と社会福祉法人の介護実績の違いが明らかになったことで、今後のサービス改善や介護事業者の評価基準に影響を与えることが期待されます。認知症グループホームの看取り実態について、今後も注目が必要です。

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