大阪・関西万博におけるQBITロボティクスの新たな挑戦と未来型ショップの魅力
2025年に開催される大阪・関西万博において、ロボット技術を駆使した新たなエンターテインメント体験が登場します。QBIT Robotics株式会社(以下、QBITロボティクス)は、兵庫県のまねき食品株式会社と連携し、未来型チャレンジショップの展示に技術協力を行います。このショップでは、来場者に非接触でロボットが“未来への切符”を提供し、次世代の体験を届けることを目的としています。
QBITロボティクスの役割
QBITロボティクスは、東京都千代田区に本社を置くロボットメーカーで、「人とロボットが協働する楽しいサービスロボット社会を実現する」というビジョンのもと、様々なロボティクス関連の事業に従事しています。今回の万博では、同社が持つロボット制御や演出技術を活かし、複数のロボットと鉄道模型が連動した、未来的な展示を実現します。具体的には、来場者が非接触スイッチを使用することで、双腕アームロボット「Duaro2」が鉄道模型を操作し、小型アームロボット「Dobot」が未来への切符をロボットに載せるという一連の流れが展開されます。これにより、来場者は非接触でのコミュニケーションを楽しむことができます。
未来型チャレンジショップの概要
まねき食品株式会社が運営するこのショップは、従来の駅弁や食品に革新を加えた新しい形の販売体験を提供します。関西エリアに根ざした老舗企業であるまねき食品は、地域の特色を活かした商品開発やSDGsへの取り組みを行いながら、新たな挑戦を続けています。
店舗情報
- - 店舗名: MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN
- - 出展場所: 大阪・関西万博会場内「静けさの森」エリア
- - 営業期間: 2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
- - 営業時間: 9:00〜21:00
- - 提供内容: レストラン、物販コーナー(飲料、アルコール、スイーツ、お土産、弁当など)
体験の流れ
この未来型ショップでは、来場者が非接触スイッチに手を近づけると、センサーが反応し、ロボット演出が始まります。
1. 双腕アームロボット「Duaro2」の右手が鉄道模型の操作レバーを引きます。
2. 列車が走り出し、小型アームロボット「Dobot」の前で停車。Dobotが「未来への切符」をつかみ、列車に載せます。
3. 列車が再度走り出し、一周した後に「Duaro2」の前で停車。
4. 「Duaro2」の左手が列車に載った「未来への切符」をつかみ、提供スロープへ投入します。
この一連の流れをAIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」が説明し、来場者を引き込みます。
QBITロボティクスの今後
来るべき未来に向けて、QBITロボティクスはサービス業向けのロボットパッケージの開発やコンサルティングを行い、ロボットと人間の安全で安心な共存を目指しています。今後も国内外での新たな事業展開が期待されます。
万博を通じて、QBITロボティクスがどのようにエンターテインメントとテクノロジーを融合させ、訪れる人々に新しい体験を提供していくのか、注目が集まります。