リミックスポイントが新たに特許取得
株式会社リミックスポイント(証券コード:3825)は、電力市場の価格を基に蓄電池の自動充放電制御を行う技術について特許を取得したことを発表しました。この特許は、一般社団法人日本卸電力取引所(以下JEPX)の電力市場価格に基づいて蓄電池の運用を最適化するための「卸電力取引システム」に関するものです。
この新しい自動制御技術は、リミックスポイントと青森県弘前市に本社を置く株式会社ブルーマウステクノロジーとの共同出願に基づき、2023年5月に出願され、2026年7月に正式に登録されました。
特許技術の概要
特許第7897821号に該当するこの技術は、JEPXが発表する翌日の電力市場価格を用いて蓄電池の充放電スケジュールを自動設定します。具体的には、電力市場価格が安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電するといった操作を行い、市場価格の変動を最大限に活用するものです。これにより、利用者は電気料金を削減できる可能性があります。
さらに、これは単に市場価格に依存するだけでなく、蓄電池の充電状態や利用者の電力使用量など、実際の電力使用状況をも考慮して充放電を柔軟に制御します。
利用シーンとBCP対策
特に注目すべきは、停電時に対応する機能です。この特許技術では、停電時にはあらかじめ設定された設備や機器にのみ電力を供給することが可能です。これにより、企業は事業継続計画(BCP)としての機能を果たすことができます。
今後の展望
リミックスポイントは、この特許を活用して、エネルギーマネジメントシステム(EMS)との組み合わせを進め、蓄電ソリューション事業のさらなる高度化を目指しています。産業用蓄電池とEMSの融合により、電力コストの最適化やピーク抑制を図ることが可能になる見込みです。
また、この技術は系統用蓄電池や蓄電池併設型FIP発電所の運用にも有効であるとされており、その経済性や収益性の向上に寄与することが期待されています。リミックスポイントは、今後もこの技術を基盤に様々な用途に応じた高い競争力を持つ蓄電ソリューションを提供していく考えです。
まとめ
リミックスポイントとブルーマウステクノロジーの連携により開発された新しい蓄電池の充放電制御技術は、電力市場の動向を活用した効率的なエネルギー管理を可能にします。これにより企業が直面する電力コストの課題や停電リスクへの備えを強化し、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。今後の展開が注目されます。
企業紹介
株式会社リミックスポイントは、エネルギーソリューションの提供に力を入れ、デジタルアセット管理にも取り組む企業です。持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。
一方、株式会社ブルーマウステクノロジーは、IoTやクラウド技術を用いたシステム開発を手がけるコンサルタント会社です。両社の間の提携は、今後のエネルギー管理において革新的なソリューションを提供することが期待されています。