ファンと共に新たな味を探し続ける！キシリクリスタル開発プロジェクト始動

愛知県名古屋市に本社を置く春日井製菓株式会社は、人気のあるキャンディ「キシリクリスタル」の新商品開発にファンを巻き込むプロジェクトを開始しました。この取り組みは「ファン味」開発プロジェクトとして命名され、今までの発想を覆すような新しい味の創出が期待されています。

プロジェクト背景

キシリクリスタルは、2001年に登場して以来、キシリトールの結晶化に成功し、冷涼感を持つキャンディとして広く愛されてきました。しかし、最近では新しい味やパッケージの開発が思うように進まず、アイディアの幅が狭まってしまっていました。そのため、ファンの声を直接取り入れる形で商品開発を進めることが新たな歴史を創る一歩になると確信し、ファンの協力を求めることになったのです。

開発部「ファン味開発部」の設立

春日井製菓では、ファンの意見を取り入れた新商品の開発を目指し、社長直下で「ファン味開発部」を発足させました。この部門では、キシリクリスタルを愛してやまないファンの方々の力を借りて、新しいけれど親しみやすい味を生み出していくことになります。特定のファンに焦点を当て、その方々が新商品の「味」や「パッケージデザイン」を共に考えるという試みは、従来の開発方法にはない画期的なアプローチです。

最高ファン責任者（CFO）の募集

プロジェクトの第一弾として、キシリクリスタルのファンから最高ファン責任者（CFO）を3名募集中です。CFOは新商品の味の開発の他、販売促進やパッケージデザインなどを担当し、活躍していただきます。報酬としては、各CFOに対し33万円が支給されます。この背景には、ファンによるファンのための新しい魅力を開発し、次世代のキシリクリスタルを牽引するという目的があります。

今後の展望

ファン味開発部が関与するプロジェクトは、2023年度内には店頭に並ぶ予定です。そのためのスケジュールも確定しており、初回の定例会は2022年10月29日に名古屋本社で開催されます。参加者はオンライン会議を通じて活動も行い、ファンのニーズに応じた新商品を開発することが期待されます。

これまで挑戦してきた味のアイデアの中には、「カレー味」や「ウニクリーム味」などのユニークな提案がありましたが、いずれも商品化には至りませんでした。これからはこういった挑戦もファンの意見を取り入れつつ、新しい商品として形にすることが可能になります。

結論

今回の「ファン味」開発プロジェクトは、春日井製菓にとっても新たな挑戦であり、ファンとのコラボレーションによってキシリクリスタルの未来を築く素晴らしい機会です。このプロジェクトを通じて、新しい味への期待が高まる中、果たしてどのような商品が誕生するのか、今から楽しみです。この試みを通じて、キシリクリスタルへの新たな愛着が生まれることでしょう。ぜひファンの期待が詰まった新商品を楽しみにしていてください。