IIJのセキュリティ本部長、兵庫県警から感謝状を受贈

IIJのセキュリティ本部長が兵庫県警から感謝状を受贈

IIJ（インターネットイニシアティブ株式会社）の執行役員であるセキュリティ本部長、齋藤衛氏が、兵庫県警察から感謝状を授与されました。これは、彼がサイバーセキュリティ対策アドバイザーとして10年以上にわたり、兵庫県のサイバー犯罪対策に貢献してきたことが認められた結果です。その活動は兵庫県民の安全を守るための重要な一端を担っています。

兵庫県警は、急速に進化しているサイバー犯罪や攻撃に対処するため、専門的な知識を持つ民間技術者や研究者にアドバイザーを委嘱しています。齋藤氏は2015年6月から、この役職を任され、サイバーセキュリティの最新情報提供や、具体的な対策に関する助言を行ってきました。また、県警や県内の関係者に対して講演や研修を行い、これらの対策を強化する努力を続けてきました。

IIJは単に情報提供を行うだけではなく、兵庫県警本部から捜査官を受け入れ、実際の業務を通じて彼らのスキル向上をサポートしています。具体的には、IIJセキュリティオペレーションセンター（SOC）でのトレーニングを通じて、マルウェア解析やデジタルフォレンジックなど、実用的な知識と技術を習得する機会を提供しています。これにより、サイバー関連事件の捜査に役立つ専門的なスキルを身に付けることができ、県内のサイバーセキュリティの向上にも寄与しています。

このように、IIJの活動がしっかりと成を結びつつある結果が、今回の感謝状の授与に結びつきました。今後も齋藤氏は、県警との連携を強化しながら、兵庫県のサイバーセキュリティ対策をしっかりとサポートしていく意向を示しています。

齋藤氏は感謝状を受けた際、「大変光栄です」と述べ、今後も警察との協力を通じて、より安全なインターネット社会を実現したいと強調しました。インターネットの普及が進む中で、サイバー空間での犯罪対応については今まで以上に密接な連携が求められています。彼は、変化の速い情報通信の動向を警察に提供することが、彼らの業務にどれほど助けになるかを実感しているとも語りました。

IIJは、サイバーセキュリティ対策のアドバイザーとしての任務を今後も続けていく予定です。このように、情報通信技術の進展とサイバー犯罪対策の両面において、IIJの取り組みが注目される理由がよくわかります。今後の活動にも期待が寄せられています。