ダイソンの新たな遠隔接客サービスの全貌
最近、ダイソンが全国の主要量販店で提供する遠隔接客サービス「えんかくさん」がヘアケア製品にも導入されることが発表されています。このサービスは、ヘアスタイリストがオンラインでお客様に製品の使い方やスタイル提案を行うことができる新しい形の接客です。抗菌性に優れた「Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー」や、多機能な「Dyson Airwrap™スタイラー」など、人気のヘアケア製品を実際に体験しながら購入することが可能になります。
「えんかくさん」は、遠隔での接客を実現するための自社開発されたシステムです。これにより、テレショッパー(接客スタッフ)は自宅やスタジオから、お客様が訪れている店舗に対してリアルタイムで接客ができるように設計されています。最初は2020年7月にコードレスクリーナーで導入され、その成功を受けて今回ヘアケア製品にも広がりを見せることとなりました。
遠隔接客サービス「えんかくさん」の特徴
「えんかくさん」は、主に3つの特徴を持っています。まず第一に、完全自社開発のシステムであるため、オンライン接客のさまざまな課題を解決することが可能です。お客様が店舗に訪れた際に、遠慮やためらいから接客をためらうことがある点を克服するため、テレショッパーは事前に顧客の来店状況を把握し、必要に応じて声をかけることができます。この事前モニタリング機能により、自然な形で会話をスタートさせることができます。
第二の特徴は、対面での接客よりもスムーズな説明が可能という点です。画面越しであってもお互いの顔を見ながら会話でき、拠点側のモニターには製品に関する画像や映像を簡単に投影できます。さらに、ペンツールを用いて書き込みを行うことができるため、視覚的に理解を助ける接客が実現できます。
最後に、「えんかくさん」は少人数のスタッフで複数の拠点を運営できるため、人件費の削減にも寄与します。これまでは、店舗にはリアルな販売員が常駐する必要がありましたが、「えんかくさん」を活用することで、1名のスタッフで多数の拠点に対応できるようになります。
導入の進展と今後の期待
現在、「えんかくさん」を活用した遠隔接客は家電量販店だけでなく、百貨店や専門店、ドラッグストアなど、接客が必要とされるさまざまな店舗での導入が進んでいます。これにより、より多くのお客様が気軽に専門的なアドバイスを受けることができる環境が整備されつつあります。
また、ベストプロジェクトには店頭販促や販売イベントの経験豊富なエキスパートが在籍しているため、接客業務だけでなく、受付業務やリアルスタッフのアシストなど多様な活用方法も模索されています。今後もお客様のニーズに応じて新たな機能の追加が期待されており、遠隔接客の進化が楽しみです。
「えんかくさん」の詳細や活用例については、
ベストプロジェクトの公式ページや
ダイソンの公式サイトをご覧ください。