メナードが解明した老化肌のリンパ機能低下メカニズムと新エキスの効果

メナードが新たに発見したリンパ機能低下の原因

肌の健康を維持するためには、老廃物を効率的に排出する役割を果たすリンパ管が欠かせません。しかし、加齢によってリンパ管の機能が低下することが分かっています。特に、肌の老廃物を取り込むことが難しくなり、これがエイジングにつながる要因とされています。日本メナード化粧品株式会社は、肌の老廃物排出機能に関与するリンパ管の働きに着目し、そのメカニズムを解明しました。

リンパ管の機能低下のメカニズム

加齢に伴い、リンパ管の隙間を広げる役割を担う線維、すなわち繋留フィラメントとの接着が弱くなることが機能低下の原因だとされています。この接着成分であるインテグリンβ3は、若い肌に比べて高齢者の肌では著しく減少しており、このことがリンパ管の隙間を広げる能力に影響を与えています。結果として、内皮細胞間の隙間が狭まり、老廃物を取り込む機能が低下し、肌内部に不要な物質が溜まってしまいます。

ジュニパーベリーエキスの独自の効果

このような機能低下を改善するため、メナードはジュニパーベリーから独自に抽出したエキスに注目しました。ジュニパーベリーはその香りで知られ、耐寒性が強い植物です。メナードは、このエキスがリンパ管の機能を高め、老廃物の排出を促す効果が期待できると発表しています。このエキスがインテグリンβ3の発現を高め、リンパ管と繋留フィラメントの接着を強化することで、老廃物排出機能の向上に寄与することが示唆されています。

研究の成果と発表

今回の研究成果は、2024年9月15～16日に大阪で開催される日本生薬学会第70回年会にて発表されます。この発表を通じて、リンパ管の機能を保つことが肌の若々しさを保つことにつながることを広く伝えていく考えです。

まとめ

メナードの新たな研究は、老化による肌のリンパ管機能低下がどのように進行するのかを深く理解する手助けとなります。さらに、ジュニパーベリーエキスがこの機能を改善し、若々しい肌を取り戻す手助けとなることを期待しています。肌の健康を保つための新しいアプローチが、今後の化粧品業界に新たな風を吹き込むかもしれません。