インドの紙芝居プロジェクト
2025-05-02 10:38:39

NPO法人結び手、インドの子どもたちを育む紙芝居プロジェクトの実証を経て拡大へ

NPO法人結び手が展開するインドの紙芝居プロジェクト



インドの貧困地域で、多くの子どもたちが教育機会を享受できていない厳しい現状を背景に、NPO法人結び手は「心の成長と学び」をテーマにした紙芝居プロジェクトを推進しています。このプロジェクトは、特に教育環境が整っていないビハール州の子どもたちを対象に、物語を通じて道徳教育と基礎教育を行うことを目指しています。

プロジェクトの背景



インドの多くの貧困地域では、学校の不足や教師の欠如が大きな問題となっています。その影響で、子どもたちは社会の規範や倫理観を学ぶ機会を逃しており、道徳教育の重要性が増しています。特に、善悪の判断ができないまま成長した場合、将来的に犯罪に巻き込まれるリスクが高まることが懸念されています。実際に、将来警察官を目指す子どもが、「賄賂でたくさんの金をもらうため」と答えた言葉には、社会の問題が映し出されています。

このような背景から、結び手は「心」に重きを置いた教育の必要性を感じ、紙芝居を用いた教育プロジェクトに着手しました。

紙芝居の効果



紙芝居は日本の伝統的な教育文化であり、物語と絵が一体となって子どもたちの想像力を刺激します。特に文字を読むのが難しい子どもたちにとって、視覚的な要素と物語の語りが相まって、楽しみながら内容を理解する手助けとなります。プロジェクトの結果、180人の子どもたちからは「物語が面白い」「絵が分かりやすい」との好評を博し、教師からは「授業の導入として優れている」「道徳的な議論の機会となる」と評価されました。

1. モラル教育



物語を通じて、正直さ、勇気、思いやりといった普遍的な価値観を育むことを目指しています。読み聞かせの後には、子どもたちが直面する道徳的ジレンマについて考えるワークも実施しています。これにより、未来の選択における倫理的判断力を養います。

2. 基礎教育の提供



紙芝居の台本にはヒンディー語と英語の二言語を使用し、学習段階に応じた教育が行えます。これにより、自然な形で両言語に触れる教育を進めています。

プロジェクトの未来



今後は、現地の教育関係者と連携し、さらに多くの貧困地域での紙芝居の上演を進めていく予定です。また、子どもたちの反応やニーズに対応した新しい紙芝居の制作を積極的に行っていく考えです。このプロジェクトへの協力を募り、子どもたちの未来を共に築いていける方々をお待ちしています。

NPO法人結び手について



2021年に設立されたNPO法人結び手は、世界の外部環境により努力できない人々をゼロにすることをミッションとしています。インド国内の22地域で10以上の団体と共に活動し、特にビハール州やラジャスタン州で1,600人の子どもたちに教育の機会を提供してきました。現在、代表の福岡を中心に国籍を問わず様々な問題解決に向けて取り組んでいます。


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会社情報

会社名
NPO法人結び手
住所
東京都港区南青山二丁目2番15号 WIN青山531
電話番号

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