日本とスウェーデンの架け橋となる国際写真展
2025年8月、東京工芸大学の芸術学部写真学科が主体となり、スウェーデンのストックホルムにて国際共同写真展を開催します。このプロジェクトは、日本とスウェーデンの若手写真家たちが共同で作品を創り出す機会であり、互いの文化や視点を理解し合う重要な場となります。
プロジェクトの概要
この国際共同プロジェクトでは、東京工芸大学の大和田准教授の指導のもと、10名の写真学科学生が参加します。John D. Portman教授が率いるスウェーデンのFotoskolan STHLMの学生たちと連携し、互いに異なる文化背景を持つ彼らの視点を探求します。
写真展は2部構成で行われます。まず、第1弾が2025年8月28日から9月15日まで、ストックホルムのFolkuniversitetetで開催されます。続いて、第2弾は2025年10月21日から11月8日まで、東京工芸大学の中野キャンパスにて異なるテーマで展示され、空間インスタレーションとしても展開されます。
作品とテーマの選定
今回の活動では、学生たちが「なぜ写真を学ぶのか」「未来の写真に求める希望」を探る調査を行います。学生たちはオンライン会議を介して意見を交わし、展示のテーマやプレゼンテーション方法を検討します。このような共同作業は、国を超えた文化交流の重要性を強調します。
スウェーデンでの交流
8月には東京工芸大学の学生がスウェーデンを訪れ、実際に現地の学生と一緒にワークショップを行います。これにより、異文化に触れることで新たに得られるインスピレーションや知見は、彼らの今後の創作活動に大きな影響を与えることでしょう。10月には、スウェーデンの学生が来日し、さらに交流を深めます。
教育者としての取り組み
本プロジェクトには、スウェーデン出身の著名な写真家Julia Hetta氏や、Fotoskolan STHLMの教授も参加し、ワークショップが実施される予定です。その成果は10月に行われる展示会で発表されます。学生たちが新たな視点を取り入れる貴重な経験となるでしょう。
今後も続く取り組み
東京工芸大学では、今後もテクノロジーとアートを融合させ、グローバルな社会で通用するスキルを持った人材を育成する取り組みを続けていきます。このプロジェクトは後援を受けており、文化的な交流を促進することが期待されています。
展覧会の詳細
スウェーデンでの開催
- - 企画展題: 「FLOWER」
- - 会期: 2025年8月28日〜9月15日
- - 会場: Folkuniversitetet, Stockholm, SWEDEN
日本での開催
- - 企画展題: 「FLOWER / SHOWCASE」
- - 会期: 2025年10月21日〜11月8日
- - 会場: 東京工芸大学中野キャンパス6号館ギャラリー
- - 後援: スウェーデン大使館
この国際写真展を通じて、日本とスウェーデンの学生たちがどのように相互作用し、どのように将来の写真制作において新たな可能性を探っていくのか、期待が高まります。