銀座・和光アーツアンドカルチャーで真珠織と彫刻家具を堪能！

銀座・和光で開催される「真珠織と彫刻家具と本」

銀座の和光は、2月27日から3月19日まで、地下階のアーツアンドカルチャーにて「真珠織と彫刻家具と本」という特別なイベントを実施します。この展示は、古代の伝統技術が現代に息づく芸術作品を中心に構成されており、ペルシャ絨毯、彫刻家具、そしてそれらに関連する書籍が一堂に会します。

ペルシャ絨毯の魅力

会場では、手紡ぎと草木染めによるペルシャ絨毯が注目を集めます。ミーリー工房とソレマニエフィニィ工房が手掛けるこれらの絨毯は、伝統的な手法を用いており、120年の時を経た「真珠織」という美しい作品が中心に位置付けられています。真珠織は、その名の通り、表面に点状の結びの玉が浮かび上がり、使い込むことでその結びに艶が増し、まるで真珠のように輝きます。また、和光では初めて、真珠織と深い結びつきのあるアンティーク絨毯も展示されるとのことです。

彫刻家具の独自性

展示には、彫刻家西村浩幸氏が手掛けた彫刻家具も含まれます。こちらは倒木や間伐材を使用し、木材そのものをチェーンソーで彫り出して作られたもので、従来の家具とは異なる迫力と存在感を持っています。約30点が一同に集結し、使える彫刻という新しい概念を提供しています。

書籍との出会い

さらに、この展示に合わせて、ブックディレクターのバッハ幅允孝氏がセレクトした書籍も並びます。小説、エッセイ、絵本、料理本など多岐にわたるジャンルの本が、彫刻家具の本棚に整理され、観客が作品から旅するようにさまざまな物語に出会うことができます。

開催概要

このユニークな催しは、2月27日（木）から3月19日（水）まで、毎日11時から19時まで開催されています（最終日は17時まで）。会場は東京メトロ銀座駅の近く、東京都中央区銀座4丁目5-11の和光本店地階です。

和光アーツアンドカルチャーの理念

和光は、元々服部時計店として1894年に創業し、クラフトマンシップやテクノロジーを駆使した製品を展開してきました。今回のアーツアンドカルチャーの企画は、文化や芸術との深い結びつきを持ち、単なるショッピングの場ではなく、人々が交流し、伝統を理解し、感動を共有できる場所を目指しています。これからも和光は、日本の工芸家や現代アーティストの作品を発信し続けることで、多様な視点とインスピレーションを提供していきます。