多様な協同組合が集まるイベント
7月5日(土曜日)、東京国際フォーラムで開催された「協同組合フェスティバル」には、約4,000人もの来場者が集まりました。このイベントは、国連が2025年を「国際協同組合年」と定めたことを背景に、農協や漁協、生協など、様々な協同組合が一堂に会し、その活動を広めるための機会です。
参加したのは、約40の協同組合関連団体。会場内では農産物の直売や、サンプルの配布、体験型の展示といった刺激的なブースが並び、来場者が楽しむ姿が見られました。特に、パルシステム連合会のブースは目を引くものでした。ここでは、人のつながりや助け合いから生まれた商品や活動を紹介し、来場者が「つながり」を感じるためのメッセージツリーを設置しました。
メッセージツリーに込められた想い
パルシステムのブースでは、来場者から集めたメッセージが400以上の葉に書かれ、ツリーを彩りました。ほとんどの葉っぱには、家族や友人とのつながりを大切に思う気持ちが綴られ、多世代の参加者が集まったことから、子どもたちも自分の言葉を書いて参加していました。これらのメッセージは、つながりを再認識させ、交流の場を提供していました。
商品開発の裏側
パルシステムブースでは、沖縄県恩納村の漁協と共同開発した「産直もずくのスープ」や、山梨県南都留森林組合との合作による間伐材の商品が紹介されました。これを通じて、参加者に環境保護の重要性や地域のつながりを伝えていました。「産直もずくのスープ」は特に人気で、来場者はその味を楽しむことができました。さらに、商品の売り上げの一部が白化したサンゴの植樹活動に寄付されることも説明され、地球環境に配慮した活動の一環であることが強調されていました。
プログラムも多彩
会場内にはパフォーマンスに参加する協同組合のキャラクターたちが集まり、笑いと交流の場を演出しました。特に、人気のお笑いジャーナリストたかまつなな氏や、QuizKnockの東言氏によるクイズ大会では、多くの来場者が参加し、楽しみながら学びました。
特設ページでのつながりの共有
「協同組合フェスティバル」の開催に合わせて、パルシステム連合会は特設ページ「つながりで超えてく」をオープンしました。ここでは、パルシステムがこれまでの活動で育んできた人とのつながりや、実現してきた商品開発の過程が紹介されています。さらには、イベントで募集したメッセージを掲載することで、さまざまなエピソードを楽しむことができます。
未来を見つめる
パルシステムはこれからも、地域や生産者、利用者とのつながりを大切にし、持続可能な社会の実現に向けて努力していくことを約束しています。一般参加者としても、その活動を共に支え合い、広めていく役割を担うことが求められるのは間違いありません。
2025年は国際協同組合年。人と人が支え合う社会の実現に向け、私たち一人ひとりの参加が重要です。