プロスポーツ選手を応援する新たなアプリ「UPSTAR」の資金調達

プロスポーツ選手を支える新たなソリューション、UPSTAR

プロスポーツ選手の人生を応援するメッセージアプリ、「UPSTAR（アップスター）」が注目を集めています。このアプリはファンが選手と直接つながるプラットフォームを提供し、選手の挑戦や日常に寄り添うことで、新しい応援の形を見出しています。運営を行う株式会社Emerは、島根県に拠点を置き、最近シードラウンドでの資金調達を完了したことを発表しました。

UPSTARの魅力

UPSTARは、一元的な試合結果や成果にとどまらず、選手一人ひとりの努力や葛藤をも伝えることが特徴です。具体的には、選手が独自の言葉で思いを発信し、それをファンが受け取り、応援や共感が伴う環境を整えています。この仕組みにより、選手はただの競技者を超え、一人の人間としてファンとつながることができるのです。

資金調達の目的と展望

今回の資金調達により、Emerは以下の2つの主要な目標を設定しています。
1. 利用選手の拡大：UPSTARの理念に賛同するアスリートを迎え入れ、現在対象としているJリーグやFリーグなどから、さまざまな競技の選手に広げることを目指します。
2. アプリ内コンテンツの充実：選手の発信に対するリアクション機能や、ファンと選手の安心した交流を実現する仕組みの構築に力を入れます。これにより、ポジティブな応援が自然に循環する環境を実現します。

利用選手の声

実際にUPSTARを利用している選手たちの体験談も心に残ります。奈良クラブの酒井達磨選手は、ファンとのメッセージのやり取りが自分の日常を振り返るきっかけになっていると語り、ファンの言葉が大きな支えになっていると感じています。また、高知ユナイテッドSCの小林心選手は、自身の発信が自分にも影響を与えていると感謝のコメントを寄せています。

投資家からも期待の声

UPSTARの可能性に対する投資家からの期待も高まっています。赤瀬太郎氏（ベータ・ベンチャーキャピタル）は、選手を中心に考えた製品開発が進められていることに注目し、ファンのニーズを的確に捉えていくことが重要だと述べました。また、弘中稜也氏（iFund）は、UPSTARがもたらす新しい関係性に対して大きな期待を寄せており、このプロダクトから生まれる文化を楽しみにしています。

大輝代表のビジョン

株式会社Emerの代表取締役である板本大輝氏は、UPSTARを通じて「挑戦と応援が連鎖する世界」を目指すとのコメントを発表しました。その中で、誰かの挑戦を見守り、支えることが私たち自身の生きる意味になると信じ、選手一人一人の人生をより深く理解し共に歩む新しい文化の創造に取り組んでいくとしています。