MIXIがESGレーティングで初の「AA」評価を取得した理由とは

MIXIが初めてESGレーティングで「AA」を取得

株式会社MIXI（東京都渋谷区）は、2024年9月に実施されたMSCI ESGレーティングの結果において、初めて「AA」評価を獲得したことを発表しました。この評価は、企業の環境（E）、社会（S）、ガバナンス（G）に対する取り組みを総合的に分析した結果で、MIXIとしては新たなステップとなります。

MSCI ESGレーティングとは

MSCI（モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社）は、企業のESGについて評価する金融サービス企業です。レーティングは、AAAからCCCまでの7段階で評価され、TOESG投資の世界的な指標とされています。この評価は、企業の取組を客観的に示すものとして広く認知されています。

格付けの理由

MIXIの評価が高まった理由は、「人的資本」と「プライバシー＆データセキュリティ」における積極的な取り組みと情報開示によるものです。企業が従業員の福祉を重視し、データセキュリティを確保することが現代の企業活動において重要視されている中、MIXIがこの分野で高い評価を受けたことは大きな成果です。

さらに、MIXIは「MSCI 日本株女性活躍指数」や「MSCI 日本株女性活躍指数(セレクト)」の構成銘柄にも選ばれており、企業の社会的責任を果たす姿勢が強く表れています。

サステナビリティ方針の強化

MIXIは2021年12月に、”私たちは心もつなぐコミュニケーションサービスを創造することで、豊かな社会に貢献します。”という理念を掲げ、サステナビリティ方針を策定しました。特に、8つのマテリアリティ（重要課題）を設定し、具体的な目標を定めて取り組んでいます。これによって、企業としての社会的な責任に対する真剣な姿勢が表れています。

2024年6月からは、評価指標を開示し、実績についても透明性を持たせる姿勢を示しています。毎年発行される統合報告書やサステナビリティサイト上での公表を通じて、進捗状況を関係者と共有していくとしています。

今後の展望

MIXIは、サステナビリティの取り組みを今後も一層推進し、持続可能な社会の実現に向けて貢献し続けていく姿勢をを強調しています。そして、適切な情報開示を通じて、ステークホルダーとの対話を重視し、企業価値の向上を目指します。

このような取り組みを推進することで、MIXIは社会全体への貢献に寄与し、より良い未来を築く役割を果たそうとしています。詳細な情報は、公式サイトや統合報告書で確認することができます。

MIXIのESG評価の向上は、今後の企業活動に大きな影響を与えるものであり、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。