株式会社J-オイルミルズが7年連続認定
株式会社J-オイルミルズ(本社:東京都中央区)が食用油業界で注目を集めている。特に、今年もアメリカ油化学会(AOCS)の「オリーブオイル官能評価パネル」認定を受け、7年連続で高い評価を得たという。
AOCSの認定とは
アメリカ油化学会が行うこの認定は、厳しい基準を設けており、オリーブオイル監査の専門知識を持つ機関・団体のみが得られる。官能評価とは、製品の風味や香りを人間の感覚で判定するための試験であり、このスキルは極めて重要だ。J-オイルミルズは、2018年に日本の製油企業として初めてこの認定を取得し、今もその水準を維持し続けている。
品質へのこだわり
同社の製品、特に「JOYL AJINOMOTOオリーブオイルエクストラバージン」は、選び抜かれた原料から製造される。風味を維持するため、指定農園の原料を使用し、厳しい酸度基準(0.3%以下)を設けて品質管理に努めている。
サプライヤー選定
サプライヤーの選定は特に重視されており、品種、収穫時期、搾油方式など多様な要因が風味に影響を与えるという。
鑑定士の役割
約30名のオリーブオイル官能評価チームに所属する鑑定士は、定期的な訓練を受け、風味の維持と向上に努めている。これにより、高い水準で各種品質基準を守られている。
酸化を防ぐための独自製法
同社が注力しているのは、エクストラバージンオリーブオイルを輸入する際、酸素に触れないよう密閉容器に窒素を充填し、品質を徹底管理。開封後も先進的な鮮度キープボトルや紙パックを活用しており、品質維持に余念がない。この製法は特許出願中であり、業界への影響も期待される。
専門チームのリーダーのコメント
オリーブオイル官能評価チームリーダーである水野勢技世氏は、「自信を持って品質を提供するため、常に評価手法の向上に努めています。これまでの努力が認められ感謝しています」とコメント。オリーブオイルは風味が多彩であり、そのための目利き力向上が求められている。
今後の展望
J-オイルミルズは、今後も品質の高い製品を市場に提供し続けることを約束し、国内のオリーブオイル市場を牽引する企業としての責務を果たす。持続可能性を重視し、環境へ配慮した製造プロセスを取り入れることもその一環だ。さらなる品質の向上に期待が高まる。
さらに詳しい情報は、
株式会社J-オイルミルズの公式サイトを参照してほしい。