Z世代の成人の日:20歳の意識調査
2025年の成人の日を迎え、18歳で成人となった最初の世代、Z世代が20歳の節目を迎えました。株式会社MERYが実施した「成人の日に関するMERYアンケート」では、20歳の彼らの思いや意識について探ってみました。
調査背景
2022年4月に成人年齢が引き下げられ、18歳成人が初めての成人の日を迎える中、今年20歳となったZ世代に対してアンケートを実施しました。調査には20歳の男女1,000名が参加し、それぞれの「大人」としての意識やイベント参加の実態、さらには今後の自分像についての意見をお聞きしました。
20歳と18歳の意識の違い
調査結果からは、20歳の男女の6割以上が自分を「大人だと思う」と回答したのに対し、18歳は約6割が「大人だと思わない」と感じているという明確な意識の差が浮かび上がりました。18歳の頃はまだどこか不安定な感情が残る一方、20歳になったことで一気に自覚が芽生えるようです。
また、気持ちの変化に関しても、20歳は「気持ちの変化があった」と答えた割合が約4割に達しました。18歳の頃の自己認識とは大きく異なり、年齢とともにアイデンティティが形成されていることが窺えます。
イベント参加率とその実態
続いて、成人の日に関連するイベントへの参加について尋ねたところ、約6割の人が「参加した」と答えました。公的なイベントの変化も顕著で、「成人式」から「二十歳の集い」という名称に変わっている場面が多く見受けられました。それ以外の祝い方としては、「中学校の友人と集まる」を選んだ人が最も多く、次いで「特になし」「高校の友人と集まる」という回答が続きました。この結果から見えるのは、年齢が上がるにつれて友人とのつながりを重視する傾向があることです。
Z世代が描く「なりたい大人像」
アンケートの最後では、Z世代が考える「なりたい大人像」について尋ねました。回答には「自立」というキーワードが多く含まれており、具体的に描くイメージも見受けられました。他にも「責任を持って生きる」「人を支える」「自分らしく生きる」という意見があり、パンデミックや社会の変動を経た今、成熟した視点が感じられます。
MERY Z世代研究所の所長である平山彩子氏のコメントも印象的で、再び18歳と20歳の違いを強調しつつ、今後のZ世代がどのように大人としての意識を育んでいくかを見守りたいと語っています。
調査概要
この調査はインターネットを介して行われ、2025年1月13日から1月17日の期間に収集されました。全国の20歳男女を対象に、1,000名からのデータが得られました。また、さらに詳細を求めて2004年4月から2005年1月生まれの成人を304名対象にした集計も行われています。
株式会社MERYの取り組み
MERYは若年層、特にZ世代に焦点を当てた情報発信やプロモーションを展開しています。「UPDATE MY HAPPINESS」というビジョンのもと、ソーシャルメディアを活用し、ブランドとそのファンの関係を深めるサポートを行っています。今後もZ世代への理解を深め、より効果的なコミュニケーションを目指していくことでしょう。