LogiTech企業GROUNDがシーエックスカーゴに物流統合管理システムを導入

GROUNDが仕掛ける物流の未来

日本のLogiTechをリードするGROUND株式会社が、株式会社シーエックスカーゴに物流統合管理システム「GWES」の導入を進めています。このシステムは、物流センターの情報を数値で可視化し、効率的なオペレーションを支援することを目的としています。2024年8月に埼玉県桶川市の桶川第2流通センターで稼働を開始し、2027年までに全13拠点での本稼働を予定しているとのことです。

シーエックスカーゴとその役割

シーエックスカーゴは、日本生活協同組合連合会の物流子会社であり、CO・OP（コープ）店舗や宅配、通信販売向けのトータルな商品の調達から配送、納品業務を担っています。倉庫管理システムや倉庫制御システムを駆使し、オペレーションのデジタル化に取り組んできましたが、マネジメント業務においては課題が残っていました。そこで「GWES」の導入が決まり、運営の効率化が期待されています。

GWES導入の具体的な機能

「GWES」はLOGI TECHが自社開発した物流施設運用管理システムで、進捗分析・作業量分析・在庫分析などの機能を持ちます。これにより、リアルタイムでの作業状況の把握や業務の進捗が可能になり、また、個人別の作業量が可視化されることで改善に向けた情報共有がスムーズに行えるようになります。さらに、在庫の出荷頻度を示すヒートマップなども活用し、効率的なピッキング作業をサポートします。

理想の物流センターを目指して

シーエックスカーゴは、GWESを2027年までに全13拠点に導入し、各々の倉庫が持つ別々のシステムとも連携を図ることでDX推進を加速させる考えです。庫内のリソースを有効活用することで、生産性の向上を目指します。事業企画部部長の寺平氏は、GWESの実導入により業務の進捗や生産性が視覚化され、全員が同じ情報を共有できるようになったと述べています。

GROUNDのビジョン

GROUNDは「すべての人にとって永久に持続可能な物流の未来」を掲げ、AIやロボティクスを駆使した革新的な物流ソリューションを提供しています。シーエックスカーゴとの提携を通じて、さらに多くの拠点での導入と改善を進め、全体の効率化を目指します。代表取締役の宮田氏は、シーエックスカーゴとのコラボレーションを非常に重要視しており、企業価値の向上に努めているとのことです。