現代アートが伝統の節分と融合！若佐慎一による「OBAKE」展、渋谷で開催

現代アートが伝統の節分と融合！若佐慎一による個展「OBAKE」が渋谷で話題に

古くから伝わる節分行事を現代アートで表現した、若佐慎一氏の個展「OBAKE」が、東京都渋谷区のelephant STUDIOにて開催されます。本展覧会では、節分の伝統的な厄払い、福を招くという行為を現代的な視点で捉え直し、新たな価値を提案しています。

「節分お化け」の現代的解釈

日本の伝統行事である節分は、豆まきで鬼を払い福を招くことで広く知られています。しかし、その起源をたどると、江戸時代末期には京都を中心に、人々が仮装をして厄払いを行い福を呼び込む「節分お化け」という風習があったとされています。

若佐慎一氏は、この「節分お化け」の精神を現代アートへと昇華させました。作品は、単に鬼を表現するだけでなく、アートそれ自体が「OBAKE（御化け）」となり、邪気を払い、福を招くという、新しい解釈を提示しています。

北海道ニセコ狩太神社の祈祷による特別な作品

本展覧会で展示される作品は、北海道ニセコの狩太神社の玉置宮司による特別な祈祷を受けています。アーティストの魂が込められた作品は、見る者に深い感動と、新たなエネルギーをもたらしてくれることでしょう。

若佐慎一氏プロフィール

1982年広島生まれの若佐慎一氏は、大学で日本の伝統画法を学び、卒業制作は首席に当たる買い上げとなるなど、類まれな才能を発揮してきました。月刊美術主催公募展「デビュー」では準グランプリを受賞。

近年は、伝統工芸とのコラボレーションや、ファッションブランド、アーティストとのコラボなど、多岐にわたる活動で注目を集めています。鎌倉の円覚寺、広島市立大学芸術資料館にも作品が収蔵されています。