FarmChatとWAGRIの連携による新サービス
今回、株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントが提供する農業チャットツール「FarmChat」が、農業データ連携基盤「WAGRI」と連携し、病害虫診断サービスを始めたことが発表されました。この新機能により、農業従事者は手軽に病害虫の診断結果を得ることができ、営農活動の効率化が期待されます。
FarmChatの新機能
FarmChatは、ビジネスチャットツールとして農業に特化した様々な機能を提供しており、今回は「匠のアドバイス」という機能を通じて病害虫診断サービスを実装しました。これにより、農業者はスマートフォンで撮影した作物の葉の画像を送信することで、AIが病害を瞬時に識別し、診断結果をチャットBotから受け取ることができます。診断は、確率の高い症状をいくつか表示する形で提供されるため、より正確な判断が可能です。
ICT化の重要性
農業のICT化は進展しているものの、依然として異なるシステム間でのデータ連携が不十分でした。FarmChatとWAGRIの連携によって、これまで個々に存在していた多様な農業データの取得と整形が効率化されます。これにより、農業従事者は必要な情報を迅速に取得し、現場での作業を進めやすくなります。
今後の展望
病害虫診断サービスでは、今後さらに診断可能な作物の追加や、参考となる被害画像の提供、防除に使用できる農薬情報も表示される予定です。これにより、農業者は防除対策をより適切に行えるようになり、植物防疫の面でも大きな利点があります。
まとめ
FarmChatの病害虫診断サービスのスタートは、農業のデジタル化を進め、営農の現場における課題解決につながるでしょう。農業の効率化はもちろんのこと、作物の品質向上や持続可能な農業の推進にも寄与する期待があります。農業従事者のみならず、農業に関わるすべての人々にとって、今後のサービスに大いに注目です。
詳細については、
FarmChatの公式サイトや、
WAGRIの公式サイトを参照してください。