東慎也の初作品集刊行と個展の詳細
日本の現代アートシーンに新たな風を吹き込む若手アーティスト、東慎也の作品集『First Selection 東慎也』が2026年6月27日(土)に発売されます。また、同日から銀座の蔦屋書店にて個展「The limits of lying flat」が開催されることが発表されました。
このアーティストブックはCCCアートラボによる新たな才能の紹介シリーズの一環であり、東にとっての初めての作品集です。作品集には、2019年以降の82点に加え、関西の美術館での企画担当も務める新藤淳氏による論考が掲載されており、アーティストのユーモアの理解を深める一助となります。
展覧会の概要
個展では新作を中心に全11点が展示され、6月27日(土)から7月15日(水)までの期間、銀座 蔦屋書店のイベントスペースGINZA ATRIUMで行われます。展覧会のタイトルである「The limits of lying flat」は、現代社会における静かな抵抗を象徴する中国の社会現象「躺平(Tang Ping)」に由来しています。このタイトルは、競争や成長の論理から距離を置く姿勢に対する問いかけを含んでいます。
展示される作品
展示作品の一つである《Knowledge》は、本を読みながら焚書を行う人物からなる独特な構図が印象的です。これは人間が知識や歴史、価値観にどのように対峙し、時には崇拝し、時には破壊しようとしてきたかを示唆しています。また、作品に登場する人物たちはユーモラスでありながらも、傲慢さや愚かさを内包しており、見る者に深い思索を促します。
アーティストの背景
東慎也は1994年に大阪で生まれ、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)を卒業後、国内外で個展を重ねています。彼の作品は、男性性や弱さを体現しているとも語られることが多いですが、今回の個展ではそれにとどまらず、人間存在の複雑さをより深く探求する試みがなされています。
特に、近年はArt Basel Hong Kongでのソロブース出展や、パリ、上海での個展を通じて国際的にも評価を高めています。今回の作品集と展覧会は、これまでの彼のキャリアを振り返りつつ、新たな問いを提示する重要な機会となります。
本書の内容と販売について
書籍は、116ページの構成でA4変型の上製本となっており、価格は4,500円(税別)。展示作品は会場にて2026年6月27日11:00から販売開始し、さらに限定25部のドローイング作品付き特別版も販売予定です。
イベントの詳細
展覧会オープニングレセプションは6月26日(金)に開催され、誰でも参加可能です。また、トークイベントも予定されており、東慎也と新藤淳氏が登壇し、作品についての深い対話が繰り広げられることでしょう。
東京都中央区の銀座 蔦屋書店は、アートと文化、暮らしを結びつける場として、アートのある生活を提案しています。今回のイベントは、より多くの人々にアートの魅力を知ってもらう貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。ぜひ、アートの力を体感してください。