電池リサイクルの課題
2025-11-25 09:17:49

アーサー・ディ・リトル・ジャパンが米国カンファレンスで電池リサイクルの課題を論じる

アーサー・ディ・リトル・ジャパンが「AABC 2025」に登壇



アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社(以下「ADL」)は、2025年12月8日から12月11日までの4日間、アメリカ・ラスベガスで開催される「AABC 2025 -Advanced Automotive Battery Conference-」において、同社プリンシパルの藤田誠人が登壇することを発表しました。藤田は、北米の電池リサイクルにおける課題と機会について、特に「北米におけるクローズド・ループの課題と機会」をテーマに講演を行います。

講演の背景と内容



「Advanced Automotive Battery Conference(AABC)」は、自動車用電池技術に特化した国際的なカンファレンスであり、全世界から自動車メーカーや電池サプライヤー、技術者が参加します。この大会では、車両の電動化に関連する技術的な課題やビジネス戦略が議論され、参加者間の知見交換が促進されます。

近年、ハイブリッド車や電気自動車(EV)の市場が急速に拡大する中、持続可能な電池材料の確保が重要なテーマとなっています。特に、リサイクル源からの材料を自給自足するためのシステムの構築は、環境負荷を軽減し、資源の無駄遣いを防ぐために必須の取り組みです。しかし、北米地域においては、以下のような多くの課題が存在しています。

  • - 廃電池から得られるブラックマスのアジアへの漏出
  • - 収益化に向けた安定した規模の確保
  • - 正極材の製造に必要な素材サプライチェーンの不足

藤田は、これらの課題を踏まえ、クローズド・ループの構築に向けた戦略やビジネス機会について、現状の分析と今後の展望を語ります。また、特にリサイクル材料を自国内で循環させるためのシステムの重要性にも触れ、持続可能性に向けた取り組みの必要性を強調します。

藤田誠人のプロフィール



藤田は、ADLの東京オフィスにおいてプリンシパルを務め、自動車と製造業に特化したプラクティスの中心的なメンバーとして活動しています。彼は、NRIに在籍し、米国の拠点で約10年間の経験を積んだ後、ADLに加わりました。

彼の専門分野は、自動車業界や素材業界全般にわたっており、特に中長期的な戦略の策定や、ビジョンの設定、産業構造の分析に取り組んできました。また、アメリカ現地でのトランスフォーメーション支援や、買収した子会社のPMI(Post Merger Integration)にも従事し、欧米での日本企業の自動車、素材、電池産業の成長に貢献することを目指しています。

AABC 2025の詳細情報



「AABC 2025」は、カリフォルニア州の「Caesars Palace」にて、2025年12月8日から12月11日まで開催されます。

  • - 開催日時: 2025年12月8日(月)〜12月11日(木)
  • - 講演日時: 2025年12月9日(火)8:30〜9:00
  • - 講演テーマ: 北米におけるクローズド・ループの課題と機会
  • - 詳細URL: AABC公式サイト

ADLは、この重要なイベントを通じて、自動車業界の持続可能な未来に向けた議論をリードし、エコシステム全体の再構築に寄与することを期待しています。

アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社について



ADLは、1886年にアメリカ・マサチューセッツ工科大学により設立された、世界初の戦略コンサルティングファームの日本法人です。日本国内だけでなく、世界各地に支社を持ちながら、様々な業界に対して独創的で実効性のあるコンサルティングサービスを提供しています。また、600万人以上の専門家ネットワークを活かし、さまざまな挑戦に対して柔軟に対応しています。

【会社名】アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
【所在地】東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36階
【URL】ADL公式サイト


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会社情報

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アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
住所
東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター36階
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