Z世代と万田酵素が織りなす新たな挑戦
広島県尾道市に本社を構える万田発酵株式会社が、大阪農業園芸・食テクノロジー専門学校と共に、学生たちが独自のご当地グルメを考案するプロジェクトをスタートさせます。この試みは、Z世代の若者たちが発酵食品「万田酵素」を使用した新しいメニューの開発に挑むものです。2024年の春には、さまざまなフードメニューが登場する予定で、その成果が楽しみです。
今回のプロジェクトでは、大阪の専門学校の学生17名が、料理のプロから指導を受けながら、自分たちのアイデアを形にする時間を過ごします。オリエンテーションで、万田酵素の特徴やマーケティング戦略、使用する食材の特性について学び、実際に市場に出回るプロダクト開発への第一歩を踏み出しました。
オリエンテーションの様子
学生たちは、万田発酵の橋本マネージャーからの説明に耳を傾け、熱心に質問していました。彼が語る万田酵素の魅力や、実際の工場、HAKKOゲートカフェの詳細な営業方法などの解説から、学生たちの目は輝いていました。万田酵素は、53種類以上の植物性原材料を使い、加熱せずに自然発酵させた独特な風味を持つ食品として、健康志向の方々から支持を受けています。
プロジェクトの課題
学生たちには、「万田酵素ペーストを使用したHAKKOゲートカフェ用のセットメニュー」を考案するという挑戦が与えられました。このメニューには、ドリンク、デザート、フードが含まれ、価格は2,000円以下で提供される予定です。また、生の海産物を使用せず、現在のメニューと重複しない新しいアイデアを求められています。
橋本マネージャーは、「若い世代の斬新な発想によって、しまなみ海道の新たなご当地グルメが誕生することを期待している」と語ります。学生たちの挑戦が、実際の店舗でのメニューの一部として実現するかもしれない未来に、期待が高まります。
試作から商品化までの流れ
プロジェクトは2024年6月まで続き、学生たちは試作メニューの意見交換会を経て、モニター販売を実施します。この販売では、一般の方からのフィードバックを受け、さらにメニューをブラッシュアップする予定です。最終的には10月に行われる審査を通過したメニューが、HAKKOゲートカフェで販売されることになります。
万田酵素の魅力と学生プロジェクトの意義
万田酵素の製品は、高い評価を受けていることもあり、これを使用したメニューには特別な期待が寄せられています。生産から流通までを通じて、地域の魅力を発信するこのプロジェクトは、学生たちにとっても貴重な実践の場となるでしょう。
万田発酵は、HAKKOパークを通じて、地域の環境保全や教育活動にも取り組んでおり、学生たちの創造力が地域社会に良い影響をもたらすことでしょう。今後の展開には、注目が集まります。
この新しいプロジェクトが、Z世代にとっての教育の一環でありながら、万田酵素の魅力を地域とつなげる架け橋となることを願っています。