近年、情報技術の発展が目覚ましい中で、IT人材不足が深刻な課題になっています。特に小学生のうちからITに触れることが重要視されていますが、どのようにして彼らにその知識を与えるかが大きな課題となっています。そんな中、IT人材育成に特化した教育企業、株式会社SEプラスが開発した『ICTかるた』が注目を集めています。このたび、名古屋市立平田小学校に『ICTかるた』が寄贈されたことで、多くの生徒たちがこの教材を通じて楽しくITについて学ぶことができる機会が提供されました。
このICTかるたは、50の基本的なICT用語を学習するためのもので、遊びながら理解を深めることを目的としています。特に、平田小学校では6年生が学級活動の一環としてこのかるたで遊ぶ機会が設けられ、用語の理解を深めるためのグループ活動が行われました。生徒たちは、読み手を交代しながら楽しみつつ、用語の解説を共有し合い、どんどんとIT用語を覚えていくという流れが形成されました。
また、ICTかるたは学級活動だけでなく、休み時間にも活用されています。生徒たちが友達と一緒にICT用語を楽しむ姿が見られ、学びながら遊ぶという新しい形の学習が進められています。SNSでの口コミも広がり、『初めてのカルタにワクワクした』『用語が難しい中、絵をヒントにできた』という声が多く寄せられています。
平田小学校の教育方針では、2021年よりタブレット端末の導入が行われ、生徒には日常的にICT機器を使いこなす力が求められています。そのため、情報リテラシー教育は必須とされています。教育の一環として施される授業に加え、気軽に学べる教材が求められていた時に出会ったのが『ICTかるた』でした。教師からは、『遊びながら学べるので、子供たちにも親しみやすく、理解を深める助けになると感じている』とのコメントも聞かれ、その有用性が語られています。
今後、平田小学校では4年生から6年生のクラスを対象に、このかるたをさらに活用していく予定です。生徒たちが楽しみながらITの基本知識を学び、将来のIT人材として成長するための土台が築かれていくことでしょう。寄贈した株式会社SEプラスの山田裕輔マネージャーも、『ICTかるたが多くの生徒に使われていると聞いて嬉しい。さらなる活用を通じて、今後も楽しく学べる時間が提供されることを望んでいる』と語っています。
このように、遊びながらも学びを得られる『ICTかるた』は今後も多くの学校で注目され、広まっていくことでしょう。IT教育の重要性が叫ばれる中、SEプラスの取り組みが明るい未来に繋がることが期待されます。