キャリアセンターが見た25卒就活戦線~大学の就職・キャリア支援活動に関する調査
株式会社キャリタスが全国の大学の就職課・キャリアセンターを対象に実施した「2025年卒者の就職活動状況ならびに2026年卒者への就職支援状況に関する調査」の結果が発表されました。本調査は、2024年9月1日から23日にかけて実施され、439校から有効回答を得ています。
調査では、2025年卒の就職活動状況、2026年卒への就職支援状況、インターンシップ等のプログラム、低学年向けキャリア支援など、多岐にわたる項目について分析しています。
2025年卒の就職活動状況
2025年卒の就職活動状況では、内定状況、求人状況の変化、新卒採用市場の見方、学生からの相談など、具体的なデータに基づいた分析が行われています。
特に注目すべきは、求人状況の変化です。調査結果によると、多くの企業が採用計画の縮小や見直しを行っていることが明らかになりました。これは、景気動向や社会情勢の影響が大きいと考えられます。
また、学生からの相談内容も、近年変化が見られます。従来は、企業選びや面接対策に関する相談が多かったのに対し、最近は、将来のキャリアプランや自己分析に関する相談が増加傾向にあります。
2026年卒への就職支援
2026年卒への就職支援では、就職ガイダンスの実施状況、就職ガイダンスの実施形式、就職ガイダンスの参加状況、業界研究・企業研究セミナーの実施状況、企業からのアプローチ、学生の就職意識に対する所感などが調査されています。
調査結果によると、多くの大学が、2026年卒に向けて、就職ガイダンスや業界研究・企業研究セミナーを実施しています。また、企業からのアプローチも増加傾向にあり、大学は、学生に多くの就職情報を提供しています。
インターンシップ等のプログラム
インターンシップ等のプログラムでは、求人状況、学生の参加状況、インターンシップ等に対する見解、インターンシップ定義変更の影響などが分析されています。
調査結果によると、インターンシップ等の求人状況は、依然として増加傾向にあります。学生の参加状況も増加しており、インターンシップは、就職活動における重要な要素となっています。
低学年向けキャリア支援
低学年向けキャリア支援では、実施状況、実施内容などが調査されています。
調査結果によると、多くの大学が、低学年向けに、キャリアガイダンスやワークショップなどのプログラムを実施しています。これらのプログラムは、学生の早期キャリア形成を支援する上で重要な役割を果たしています。
キャリアセンターの役割
本調査の結果から、大学における就職・キャリア支援活動の重要性が改めて認識されました。キャリアセンターは、学生の就職活動、キャリア形成を支援するために、様々なプログラムやサービスを提供しています。
就職活動は、学生にとって人生の大きな転換期です。キャリアセンターは、学生が自分自身のキャリアを見つめ直し、将来の夢に向かって進んでいけるよう、積極的にサポートしていく必要があります。
まとめ
本調査は、2025年卒の就職活動状況と2026年卒への就職支援状況について、貴重なデータを提供しています。これらのデータは、大学における就職・キャリア支援活動の改善に役立つだけでなく、学生自身の就職活動にも役立つ情報です。