ウェブで簡単に福祉職員の意識調査ができる新システム「福祉サーベイ Quill」

福祉職員向けに簡素化された新たな調査システム

2025年6月23日に、「福祉サーベイ Quill（クウィル）」が特定非営利活動法人 NPO人材開発機構からリリースされます。新しいWebアンケートシステムにより、福祉現場での職員調査が簡単に、そして公正に行えるようになります。この革新的なシステムは、職員のメンタルヘルスや虐待防止、心理的安全性を意識した効果的な調査を実施する手助けをします。

リリースの背景と問題点

福祉施設の現場では、職員に対する調査が欠かせません。特にメンタルヘルスや心理的安全性の観点から、職員の声をしっかりと把握することが重要です。しかし、従来の方法では紙ベースのアンケートを使用することが一般的で、配布や回収、集計にかかる労力が大きな負担となっていました。これがきっかけで、より効率的なオンラインシステムの開発が必要とされました。

「福祉サーベイ Quill」の特長

「福祉サーベイ Quill」は、一連の業務を完結させるために設計されています。以下にその特長をご紹介します。

1. 完全オンライン化
QRコードを用いた迅速なアンケート配布と、スマートフォン対応の回答フォームにより、手間なく実施できます。

2. 専門的なテンプレート
福祉現場に特化したテンプレートを使用しており、「虐待防止」や「職員のメンタルヘルス」などのテーマに関連した質問が揃っています。更に、厚生労働省のセルフチェックリストにも対応しています。

3. 自動集計機能
回答がリアルタイムで集計され、平均値や標準偏差などをグラフ形式で表示できます。これにより、報告書作成の手間が大幅に軽減されます。

4. 比較分析が可能
法人管理画面では、複数の事業所の結果を並べて確認できるほか、同一事業所内での経年比較も行えます。職場の継続的な改善に活用できます。

5. 公平性の確保
外部システムを使用することで、信頼性高く、安全に運用できる仕組みがあります。現場の声を守りつつ、安心して利用できます。

テスト利用者の声

リリース前に行った無料トライアルでは、多くのテストユーザーから好意的な評価を得ました。特に、集計の手間が省け、スマホで簡単に回答できる点は高く評価されました。また、印刷や配布の必要がなくなり、業務改善にも繋がったとの声も聞かれました。

今後の展望

「福祉サーベイ Quill」は、今後も改善を続けていく予定です。すでに寄せられた改善要望に対しても積極的に反映を進め、ユーザーのニーズに応えられるシステムを目指します。また、有料オプションとして分析支援や改善提案機能の追加も予定しています。

詳細な情報や申し込みは、公式サイトで確認できます。以下のリンクからアクセスしてください。
・Webサイト：福祉サーベイ Quill
・問い合わせ先：[email protected]