田中泯と名和晃平による舞台作品《彼岸より》的上映会を開催

舞台作品《彼岸より》の映像上映会開催

ダンサーの田中泯さんと彫刻家の名和晃平さんが手がけた舞台作品《彼岸より》の映像上映会が、2025年7月11日から21日まで京都の「THEATRE E9 KYOTO」で催されます。本作は、二人のアーティストが交わした独特の感性をもとに生まれたもので、かつて開催された「アートキャンプ白州」での出会いから始まった友情が形となりました。

この映像作品は、2024年1月に行われた最初のコラボレーション公演を基にしており、出演者の身体、気象、都市などの要素を一つの現象として表現しています。また、一羽のハゲタカと霧、赤い泥を使った舞台美術が作品に引き込む重要な要素となっています。この上映会は、より多くの人々にその魅力を体験してもらうためのものです。

各種関連イベントも開催

上映会期間中には、特別なトークイベントも予定されています。特に7月11日と12日には、上映会の後に田中泯さん、名和晃平さん、ゲストの原摩利彦さん、吉本有輝子さんを交えたトークセッションが行われます。観客との対話を通じて、舞台美術や音楽、演出に関する深い話が繰り広げられるでしょう。

さらに、田中泯さんが音楽を担当した作品のサウンドトラックを収録したレコードも会場で販売されます。観客は音楽とともに舞台作品の追体験ができる絶好の機会です。

アートブックとトークイベントも

上映会の前日、7月10日には京都の蔦屋書店で、《彼岸より》の公演写真とテキストを収載したアートブックの発売を記念したトークイベントが行われます。このイベントには田中泯さん、名和晃平さん、原摩利彦さんをはじめ、他のゲストも参加予定です。こちらも非常に興味深い内容になることが期待されます。

ダンサー・ミーツ・ダンサー

また、12日の午前中には「ダンサー・ミーツ・ダンサー」と題したイベントも開催されます。このプログラムでは、田中泯さんの理念に基づく幅広い年齢層の参加者による対話が予定されており、踊りというテーマについて深く探究する機会となるでしょう。モデレーターとしてジャーナリストの小崎哲哉さんが参加し、名和晃平さんも対話に加わります。